日立マクセル、録画用ブルーレイディスクと追記型BD-R DL(片面2層)を発売
録画用Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)
追記型BD-R DL(片面2層) ディスク新発売
~録画用・データ用 BD-R/ BD-REディスク 各5枚パックも発売しラインアップ拡充~
日立マクセル株式会社(執行役社長:角田 義人)は、デジタルハイビジョン放送番組を260分*録画できる録画用Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)、追記型BD-R DL(片面2層50GB)を6月20日より発売します。あわせて、録画用・データ用の追記型BD-R(片面1層25GB)/書換型BD-RE(片面1層25GB)ディスクの各5枚パックを発売し、Blu-ray Discのラインアップを拡充します。
高精細なハイビジョン番組が大きな魅力のひとつであるデジタル放送の視聴可能エリアが広がるとともに、フラットパネルディスプレイやレコーダーなどのハイビジョン映像対応機器の市場も拡大を続けています。また、高解像度の画像など大容量データをPCで活用する環境も整いつつあり、大容量記録の可能なBlu-ray Discはこれらに対応する記録メディアとして需要の拡大が見込まれます。
このたびマクセルが発売するのは、デジタルハイビジョン放送番組をそのままの画質でディスク1枚に260分*録画できる、1回録画用のBlu-ray Disc、BD-R DLディスク(片面2層50GB)です。スタンパ(金型)、記録膜、カバー層、ハードコートなどにおいて、いずれもBlu-ray Discに不可欠な高度なコア技術を採用するとともに、新たに記録膜積層技術を採用したことで、片面2層記録対応のBD-R DLの商品化を実現しました。また、拡大が予想されるデジタルハイビジョンの録画需要、PCデータの大容量記録需要に応えるべく、録画用BD-R/RE(片面1層)ディスク、データ用BD-R/RE(片面1層)ディスクそれぞれで5枚パック品を発売し、Blu-ray Disc製品のラインアップを拡充します。
マクセルは、2003年8月にカートリッジ入りタイプの録画用Blu-ray Disc(Blu-ray Disc Rewritable Format Version 1.0規格準拠)、2006年7月に世界初となる録画用HD DVD-Rディスクを発売するなど、高精細映像を保存する青紫色レーザー対応ディスクを積極的に開発、商品化してきました。今後ともマクセルは、大容量光ディスクの技術開発を継続するとともに、ハイビジョン世代の記録型光ディスクの需要に即した商品展開を進めていきます。
*転送レート約24Mbpsの時において。
【 製品情報、発売日、価格 】
*添付資料をご参照ください。
【 主な特長 】
1.ハイビジョン画質で長時間録画できる片面2層記録膜を実現 (BDR50V.1Pのみ)
BD-R DLディスクは、先端の記録膜積層技術により、極めて隣接した領域に2層の記録膜を形成。ハイビジョン画質で260分*の長時間録画が可能です。
2.精密、かつ平滑に加工した高精度BDスタンパ
BD-R DLディスクおよびBD-R/REディスクは、1層当たり、25GBの大容量データ記録を実現するため、基板表面にDVD-Rの半分以下に当たる狭いトラックピッチ(0.32μm)の案内溝が必要です。高精度なレーザーカッティングにより、溝形状を精密、かつ平滑に加工したBDスタンパにより、ノイズレベルの低い電気信号を獲得しました。
3.高密度記録、2倍速記録を可能とする無機記録膜・相変化記録膜
BD-R DLディスクおよびBD-R/REディスクは、微小領域で記録(あるいは消去)を行うため、DVDよりも高精度な熱設計が求められます。BD-R DLおよびBD-Rでは無機記録膜、BD-REでは相変化記録膜を採用し、記録直後のデータ(隣のデータ)の熱の影響を受けにくい高密度記録を可能にしたほか、記録膜成分組成を調整して、高速2倍速記録に対応する記録膜を実現しました。
4.高開口数レンズでの記録を実現する0.1mmカバー層
BD-R DLディスクおよびBD-R/REディスクは、高密度記録を実現するため、青紫色レーザー光のほか高開口数(NA=0.85)のレンズを採用しています。記録膜表面には0.1mmの薄いカバー層が必要であり、0.1mmカバー層作成技術により、DVDとは異なる新構造を実現しました。
5.記録面をキズ・ホコリ・指紋から守るハードコート
BD-R DLディスクおよびBD-R/REディスクは、いずれも0.1mmカバー層の表面にハードコートを採用。ディスク記録面をキズ・ホコリ・指紋から守ります。
※録画用BD-R DLディスク(片面2層記録)は、Blu-ray Disc Recordable Format Version 1.1規格に準拠しており、対応のレコーダーでデジタルハイビジョン放送をそのままの画質で260分* (50GB)録画することが可能です。
※録画用BD-Rディスク(片面1層記録)、および録画用BD-REディスク(片面1層記録)はそれぞれBlu-ray Disc Recordable Format Version 1.1規格、Blu-ray Disc Rewritable Format Version 2.1規格に準拠しており、対応のレコーダーでデジタルハイビジョン放送をそのままの画質で130分*(25GB)録画することが可能です。
※データ用BD-Rディスク(片面1層記録)、およびデータ用BD-REディスク(片面1層記録)はそれぞれBlu-ray Disc Recordable Format Version 1.1規格、Blu-ray Disc Rewritable Format Version 2.1規格に準拠しており、対応のドライブで25GBの大容量データを記録することが可能です。
*転送レート約24Mbpsの時において。
【 録画用BD-R/DVD-Rディスクの主な仕様の比較 】
*添付資料をご参照ください。