リース事業協会、2007年4月のリース統計を発表
リース統計(2006年度)
◆概要
2006年度のリース取扱高は7兆8,677億円、前年度比0.9%減、2002度以来4年ぶりにわずかながらマイナスに転じた。<調査対象企業数:258社>
リース比率は8.82%と民間設備投資の約9%を占める。
リース取扱高は、機種別には、工作機械が4年連続で2ケタの伸びを示している一方で、情報通信機器は2年連続でマイナスとなった。企業規模別には、「中小企業」が3年連続でプラス、「大企業」はマイナスに転じた。業種別には、「非製造業」は4年連続で増加となり、「製造業」はマイナスに転じた。
◆リース比率
2006年度のリース比率(民間設備投資に占めるリース設備投資額の割合)は8.82%、前年度からダウンしたものの、民間設備投資の約9%を占めている。
◆機種別リース取扱高
工作機械(14.4%増)が2003年度から4年連続で2ケタの伸びとなったほか、輸送用機器(10.4%増)、産業機械(4.2%増)、事務用機器(0.7%増)が前年度に続いて堅調な伸びを示し、また、土木建設機械(11.7%増)がプラスに転じた。一方、情報通信機器(4.9%減)は、ソフトウエア(11.2%増)が2ケタ増を示したものの、コンピュータ関連(7.9%減)、通信機器関連(13.5%減)の低調が影響し、2年連続でマイナスとなり、また、医療機器(0.9%減)、商業及びサービス業用機器(3.9%減)もマイナスに転じた。
◆企業規模別及び業種別リース取扱高
「中小企業(資本金1億円以下及び個人事業者)」(2.1%増)が3年連続でプラスとなり、「大企業(資本金1億円超)」(3.8%減)はマイナスに転じた。全体に占めるシェアは「中小企業」が50.2%、「大企業」が44.6%で2004年度から3年連続で中小企業が大企業のシェアを上回った。
「非製造業」(1.4%増)は2003年度から4年連続で増加したが、「製造業」(4.0%減)はマイナスに転じた。非製造業では「不動産業」(4.5%増)、「卸売・小売業」(1.4%増)が前年度に続いてプラスとなったものの、「情報通信業」(3.7%減)、「運輸業」(2.1%減)、「飲食店・宿泊業」(1.0%減)、「医療・福祉」(4.9%減)がそれぞれマイナスに転じた。製造業では全般的にマイナスとなった。
<リース統計(2007年4月)>
2007年4月のリース取扱高は6,546億円、前年同月比3.9%減、2006年11月以来5ヶ月ぶりのマイナスとなった。土木建設機械(23.4%増)、工作機械(11.6%増)、産業機械(10.9%増)などが高い伸びを示す一方、医療機器(20.4%減)、情報通信機器(5.4%減)、商業及びサービス業用機器(5.1%減)、事務用機器(0.2%減)が減少した。
*以下、詳細はオリジナルリリースをご参照ください。