JEITA、4月の民生用電子機器国内出荷実績を発表
2007年4月 民生用電子機器国内出荷実績
【 4月の概況 】
民生用電子機器の4月出荷金額は2,282億円、前年比107.0%と5ヶ月連続の前年比増となった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、薄型テレビが好調を維持しており、1,491億円、前年比111.8%と9ヶ月連続プラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、202億円でマイナスに転じた。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが堅調で、全体では590億円、前年比100.5%で、17ヶ月連続のプラスとなった。
【 主要製品別動向 】
○4月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は703千台、前年比109.9%で3ヶ月連続のプラスとなった。4月の構成比(台数ベース)は、CRTが初めて10%を下回り9.5%、PDPが12.7%、液晶は77.8%である。
○液晶カラーテレビの99%以上を占める10型以上が546千台、前年比139.9%と好調を維持している。10型以上のうち16:9が485千台、同170.5%と引き続き高い伸びを示しており、37型以上は108千台、同154.2%となった。
○PDPは89千台、前年比145.4%と21ヶ月連続の二桁増となった。43型以下が8割以上を占めている。
○DVDビデオは、419千台、前年比86.5%と11ヶ月連続で前年割れとなった。DVD録再機の9割以上を占めるHDD内蔵型は221千台、同80.9%と3ヶ月連続のマイナスとなった。再生機は前年比100.3%でプラスとなった。
○ビデオ一体型カメラは85千台、前年比88.5%で2ヶ月連続のマイナスとなった。
○ステレオセットは、109千台、前年比75.8%と、前月に引き続き前年割れとなった。
○デジタルオーディオプレーヤは615千台、前年比109.0%と2ヶ月連続のプラスとなった。そのうちの約9割、535千台がフラッシュメモリを使用するタイプである。
○カーオーディオでは、カーステレオが前年比83.6%と16ヶ月連続でマイナスであり、出荷規模の大きいカーCDプレーヤも500千台、前年比90.8%と6ヶ月続けて前年割れとなった。
○カーカラーテレビは84千台、前年比110.0%と7ヶ月連続のプラス、カーDVDは21千台、103.0%と10ヶ月連続のプラスとなった。カーナビゲーションシステムは346千台、同108.5%で6ヶ月連続のプラスとなった。4月のソース別構成比は、HDD他タイプ(通信端末等含む)が61.2%、DVD-ROMタイプは38.6%である。
○ETC車載ユニットは265千台、前年比78.5%とマイナスに転じた。
(※ 民生用電子機器国内出荷実績など、地上デジタル放送受信機器国内出荷実績は関連資料を参照してください。)