富士通、本田技術研究所の新技術部品表システム運用・保守業務で契約締結
本田技術研究所様の基幹システムについて4年間の運用・保守を実施
~2001年より実施してきた当社の運用・保守の実績を活かし、さらなる導入効果を期待~
当社は、株式会社本田技術研究所(本社:埼玉県和光市、取締役社長:加藤正彰、以下、本田技術研究所)様の四輪開発センターで使用されている新技術部品表システムについて、2007年度から4年間、当社が運用・保守業務を行うことで同社と合意し、初年度(2007年度)の契約を締結しました。本契約に基づき、4月1日よりサービスを開始しています。
自動車業界において、自動車開発を行う際の膨大な製品のバリエーションにあわせた部品や設計図面のデータ管理は非常に重要であり、その後の生産工程における基盤となるものです。
本田技術研究所様では、本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:福井威夫、以下、Honda)様の研究開発機関として、自動車をはじめとしたHonda製品の研究開発が行われています。四輪車の研究開発拠点である四輪開発センターでは、海外を含む各地域の自動車開発者が共通で使用できる新しい技術部品表システムの開発が検討されていました。
当社は、この新技術部品表システム(注1)の開発に参加し、2001年の稼働と同時に運用・保守を実施してきました。これにより、グローバル体制に対応した24時間365日の安定稼働を実現し、民間企業のオープンシステムでは極めて高い稼動率である99.98%を達成しています。また、本田技術研究所様の運用・保守にかかる負荷が軽減されました。
さらに、当社は、本システムの運用・保守業務について、2007年度から4年間、引き続き当社が行うことで同社と合意しました。これは、本田技術研究所様が、これまで当社が行ってきた運用・保守の実績とプラットフォームの信頼性のもとに、今後のさらなる導入効果を期待されたことによるものです。
◆当社のシステム監視・保守体制について
本システムの運用・保守には、当社のLCMセンターにて、24時間365日、リモート監視を行う「サーバ-LCMサービス」を用いています。本サービスでは、障害発生時の対応や、システムの維持管理も含め、お客様のシステム運用全般をトータルにサポートします。
また、システム監視基盤には、統合運用管理ミドルウェア「Systemwalker Centric Manager(システムウォーカーセントリックマネージャー)」を用いています。
◆商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
【注釈】
注1 新技術部品表システム:
2001年より稼働している本田技術研究所様の自動車開発基盤となる基幹システム。自動車開発の一連の段階の中で、開発者が設計した図面から部品情報を取り込み、自動車のバリエーションそれぞれの部品適用について自動で計算する。また、データベース化された部品適用表や図面などを管理し、製造フェーズのシステムにスムーズに送る。さらに、膨大な図面情報から目的の図面を効率よく検索することができる。
【関連リンク】
●株式会社本田技術研究所様
http://www.honda.co.jp/RandD/
●サーバ-LCMサービス
http://fenics.fujitsu.com/outsourcingservice/server-lcm/
●統合運用管理ミドルウェア Systemwalker Centric Manager
http://systemwalker.fujitsu.com/jp/centricmgr/