日商エレクトロニクスとエンカレッジ、データセキュリティと内部統制ソリューション提供で提携強化
日商エレとエンカレッジ・テクノロジが
データセキュリティと内部統制ソリューション提供における提携を強化
データエントリーシステムOpenIDESに特化した
システム操作ログを動画で取得するトレーサビリティシステム
『NE REC for OpenIDES』を開発・販売
日商エレクトロニクス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:辻孝夫、東証一部:9865、以下日商エレ)とエンカレッジ・テクノロジ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石井進也、以下エンカレッジ・テクノロジ)は、データセキュリティと内部統制ソリューションの提供における両社の提携を強化しました。これにより、エンカレッジ・テクノロジは日商エレが開発・販売するデータエントリーシステム「OpenIDES」に特化したトレーサビリティシステム「NE REC for OpenIDES」を開発、6月15日より日商エレから販売を開始します。
エンカレッジ・テクノロジの「ESS REC」はアプリケーション操作の内容を監査可能な連続記録として克明に記録し、記録を動画再生することで誰にでも分かりやすく不正や誤操作を監査・検査することが可能なトレーサビリティシステムです。内部統制に求められる操作ログは、高度なスキルを必要とせずに監査が可能なこと、また監査に要する時間や人的負荷が最少ですむことです。
これまで日商エレは、ESS RECの販売を行ってまいりましたが、この機能をOpenIDESに必要な機能に絞り、導入費用を抑えた「NE REC for OpenIDES」としてラインナップすることで、OpenIDESの付加価値拡大とデータエントリー市場におけるシェア拡大を推進します。
OpenIDESでデータエントリー業務を行う企業は、「NE REC for OpenIDES」を利用することでシステム操作記録の点検・監査や、誤操作・不正操作に対する抑止を行うことが可能となります。このため、受託業務をクライアント企業・団体の指示通りに処理すると共に、情報漏洩等の不正行為に対する安全性も確保できます。また、万が一誤操作・不正操作があっても、操作ログが動画像で再生されるため、テキストログの読み込み・解析の必要なく、原因や当事者の割り出しなど迅速な対応も可能となります。
データエントリーシステムは、個人情報をはじめ、様々な機密性の高い情報をシステム上でインプットし、電子化するシステムです。金融業や通信キャリアなど多くの顧客を抱える企業や公共団体では、顧客・住民情報を電子化するためのデータエントリー業務を内部で処理するか、外部企業に委託しており、それを支援するためのシステム市場が形成されてきました。
データエントリーシステム市場では機密性の高いデータを扱う性格上、データの取り扱いに関連するセキュリティと内部統制ニーズが今後さらに高まることが予測されます。
【予定価格】 オープン価格
【販売計画】 初年度50社、次年度より100社
【NE REC for OpenIDESについて】
◇OpenIDES 製品の操作内容について動画像をふくむ以下の項目を克明に記録
●画面(動画) ●画面表示文字 ●キーボード操作 ●通信ポートの状態
●プロセスの状態 ●ドライブの状態 ●USBポートの状態 ●ファイルアクセス
●ユーザ名 ●コンピュータ名 ●マウスの軌跡 ●時刻
●IPアドレス ●ウィンドウタイトル ●MACアドレス
◇監査機能
操作記録データはサーバ内に暗号化されて保存されます。また、操作記録データは暗号化されて送受信されます。これにより操作記録データの改ざんを防止し、監査結果の信憑性を確保することが可能です。
操作記録データをビデオデッキのような操作感覚で動画再生し、ユーザのアプリケーション操作の一部始終を把握し監査することが可能です。動画によるシステム操作画面の確認ができるため、テキストログを解析し操作内容を解読する必要がなく、一目瞭然で操作内容が把握できます。
◇不正操作追跡機能
速やかに不正操作を特定し、情報漏洩等の事故原因を特定できます。
【日商エレクトロニクスについて】 http://www.nissho-ele.co.jp/
日商エレは、幅広い業種のお客様を対象に世界の最先端技術を活用したソリューション/サービスをご提供いたします。数々の国内初の実績、豊富な経験や技術力をベースに、お客様のニーズに最適なソリューション/サービスをご提供できることが強みです。
インプットソリューション分野においては、設立以来40年に亘りエントリーシステムのご提供を続けており、金融、保険、証券、クレジット等の幅広いお客様層の他、全国多数のエントリーサービスビューローにご利用いただいております。
【エンカレッジ・テクノロジ株式会社について】 http://www.et-x.jp/
エンカレッジ・テクノロジは、ネットワークを中核としたコンピュータおよびコンピュータ機器やデジタル情報機器への依存がますます浸透する社会において、より健全なITインフラストラクチャマネージメントとして、その確実性、正確性、永続性を保証する仕組みと機能を提供することを通し、社会の発展に貢献することを目的としております。エンカレッジ・テクノロジは2002年11月に設立され、同年12月に複雑なコンピュータシステムの維持管理業務を最適化する製品として、統合運用プロセス監視システムESS(Encourage Super Station)をリリースいたしました。また、内部統制/内部情報漏洩対策製品として2004年8月にESS
RECをリリースしております。今後もお客様、パートナー様目線での製品開発ならびに技術サポート、コンサルティングを提供してまいります。
※文中に記載されている製品名及び会社名は、一般的に各社の商標または商標登録です。
以上