シーメンス旭メディテック、結石治療用体外式結石破砕システムの新機種を発売
シーメンス旭メディテック、体外式結石破砕システム
新機種 MODULARIS Variostar(モジュラリス バリオスター)を発売
シーメンス旭メディテック株式会社(本社 品川区、代表取締役社長 スティーブン・ファインバーグ)は、2007年6月13日、結石の治療に使用される体外式結石破砕システムの新機種MODULARIS Variostar(モジュラリス バリオスター)の販売を開始します。
MODULARIS Variostarの大きな特徴は、従来の当社製品では治療部位の下方45°からしか狙うことのできなかった衝撃波の照射角度をフレキシブルに変更できることです。患部へ上方からや斜め方向などから照射が可能になった結果、結石破砕時の位置決めがこれまでと比べて容易に行うことができ、患者と医療スタッフの負担が軽減されます。
衝撃波ヘッドは電磁誘導方式”Cplus(シープラス)-tube”を搭載。低エネルギーから高エネルギーまで38段階の幅広いダイナミックレンジを実現し、エネルギー照射をきめ細かく制御することにより、多様な結石の破砕に対応しています。
MODULARIS Variostarのコンポーネントはすべてシーメンスの自社製品で構成されており、照射位置決定用X線装置、操作性に優れた移動型患者テーブルが組み合わさることにより、一体型の専用システムに匹敵するパフォーマンスを発揮します。
個々のコンポーネントは単独の装置として他の検査や治療にも利用でき、一体型のシステムにはない利便性も特徴のひとつとなっています。
MODULARIS Variostarの定価はシステム全体で1億円です。
今後1年間で20台の受注を予定しています。
■シーメンス メディカルソリューションズとシーメンス旭メディテックについて
シーメンスAG(ニューヨーク証券取引所:SI)の事業グループであるシーメンス メディカル ソリューションズはヘルスケア産業における世界最大のサプライヤのひとつです。革新的な医療技術、ヘルスケアITシステム、経営コンサルティング、サポートサービスを提供することにより、顧客が医療面、財政面とも継続的に優れた結果を出すことに貢献しています。体外診断薬企業であるバイエル社の診断薬事業とDPC社の買収は、シーメンスが総合的サービスを提供する初めての総合医療診断企業になるための重要な節目です。シーメンス メディカル ソリューションズは世界に4万1000人以上の従業員を擁し、130以上の国で活動しています。シーメンス メディカル ソリューションズの2006年度(9月30日終了)の売上高は82億3000万ユーロ、受注高は93億3000万ユーロ、営業利益は10億6000万ユーロでした。
詳細な情報はhttp://www.medical.siemens.comにてご覧いただけます。
1895年、レントゲン博士がX線を発見して100余年、その歴史的発見の第一歩からシーメンスは、常に医療技術の進歩とともに歩んでまいりました。日本で初めて導入されたレントゲン装置もシーメンスの製造によるものです。現在では最高級クラスのMR、CT、アンギオグラフィシステム、分子イメージングを中心に、モダリティを結ぶ画像診断支援ネットワークシステムなど、最新医療に求められる医療機器の開発、研究に取り組んでいます。またシーメンスの掲げる『Proven Outcomes』とは、常にお客様に「目に見えるカタチ」でソリューションを提供するという私たちの決意を表しています。これは、モダリティの開発/提供にとどまることなく、医療が直面する様々な問題に対するソリューションの提案など、コンサルティングを含めたより包括的なサービスを「確かな結果」としてお届けすることを目指す企業姿勢を表しています。
日本においては、旭化成(株)の医療機器事業との合併によるシーメンス旭メディテック(東京都品川区、代表取締役社長:スティーブン・ファインバーグ、資本金2,082,020千円)が、欧州、米国のシーメンス製品の輸入、販売、メンテナンスサービス業務を通し、より多くの人々に最新の医療環境を提供しています。