日立公共システムエンジニアリング、漢字統合管理システム「漢字かなめ」の機能を強化
Windows Vista(TM)導入に伴う、従来業務システムの外字文字の変換機能を提供
~ 漢字統合管理システム「漢字かなめ」の機能強化 ~
日立公共システムエンジニアリング株式会社(取締役社長 森内 康浩/以下日立GP)は、このたび、漢字統合管理システム「漢字かなめ」の機能強化として、Microsoft社の新OS「Microsoft Windows Vista(TM)」導入に伴う、従来業務システムの外字文字の変換を行うソフトウェア「漢字かなめ/コード変換EX」を2007年6月6日より販売を開始します。
Microsoft社のOS「Microsoft Windows Vista(TM)」にて搭載する文字が最新のJIS文字コード規格「JIS X0213:2004」へ対応したことにより、Windows Vista(TM)を搭載したPCを導入した場合、文字環境の違いから文字化け等の現象が発生します。これを防ぐためには、従来の業務システムの「JIS X0213:2004」対応のための改修、またこの業務システムで扱うDBの文字データ移行作業などが必須であり、これは業種・業態を問わず、情報システムの運用には共通の課題となっています。
今回販売を開始する文字コード変換ソフトウェア「漢字かなめ/コード変換EX」は、従来の業務システムにて使用している文字コードと、Windows Vista(TM)の標準文字コードである「JIS X0213:2004」を対応づけることにより、Windows Vista(TM)を搭載したPCと業務システム間にて相互の文字コード変換を行うことができます。これにより、業務システムの大幅な改修を実施せずに、短期間で文字化け等への対策を行うことができます。
本ソフトウェアは、このような対策だけではなく、今後Windows Vista(TM)の普及状況に応じて必要となるDBの文字データ移行等にも使用できます。また、Windows Vista(TM)の文字コードへの対応に向けた、業務システムの段階的な移行も可能となります。
なお、本ソフトウェアでは、Windows Vista(TM)以外にも、従来使用されてきた文字コードから、各社のメインフレームにて使用している文字コードなど、複数の文字コードの間にて双方向の変換も可能となります。文字同定サービスで生成される変換テーブルも利用することができます。
■販売ソフトウェア/サービス
(1)漢字かなめ/コード変換EX:
各種文字コード間の双方向の変換を行います。
・JIS第3,4水準の4バイトコード(サロゲート領域)
・SJIS、Unicode(UCS-2)UTF-8、UTF-16、EUC-HJ
・各社のホストコード・固定長、可変長ファイル変換(ファイル単位)
・文字列データ変換(1レコード単位、文字列単位)
(2)漢字かなめ/コード変換EX 基本保守サポートサービス
(3)漢字かなめ/文字同定サービス
類似する複数の外字データを、一定の基準に沿って文字同定し、同定結果の外字ファイル・変換テーブルを生成します。
■価格
(1)漢字かなめ/コード変換EX:3万円/ライセンス
(2)漢字かなめ/コード変換EX 基本保守サポートサービス:4,500円/年額
(3)漢字かなめ/文字同定サービス:個別見積
■提供時期 2007年6月6日
■販売目標 2008年度までに2,000本
■製品ホームページ
・漢字かなめ
http://www.gp.hitachi.co.jp/eigyo/product/kaname/
・漢字かなめ/文字同定サービス
http://www.gp.hitachi.co.jp/eigyo/product/kaname/dotei.html
■関連情報
・日立文字基盤ソリューション
http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/app/moji/
・公共機関向け電子字典「五萬悦」
http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/app/gomanetsu/
■日立GPホームページ
http://www.gp.hitachi.co.jp/
■会社概要
・資本金 :3億円
・従業員数 :826人(2007年4月)
・事業概要 :
(1)公共分野におけるシステム設計・開発を中心としたソリューション事業
(2)アプリケーションパッケージ事業
(3)インターネット総合サービス事業
・対象分野 :
中央省庁、自治体、公社・公団、年金基金、図書館、大学、研究所、病院、民間企業
・拠点 :
東京、横浜、さいたま、水戸、名古屋、大阪、福岡、北京
■他社商標注記
・Microsoft,Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
・その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
以上