博報堂、「環境に関する生活者の意識調査2007」の分析結果を発表
環境に関する生活者の意識調査2007
「地球温暖化」に関心のある人は、92.9%。
この一年で、環境問題を気にかけることが多くなった人も6割以上
「温度調節」「買物袋と無駄な包装の削減」といった省エネ行動も軒並み上昇。
企業の環境コミュニケーション活動をサポートしている博報堂「環境コミュニケーション推進室※」では、研究開発局と共に、「環境に関する生活者の意識調査2007」を実施いたしました。この度、その分析結果がまとまりましたので、ご紹介いたします。「環境に関する生活者の意識調査」は、生活者の環境意識や企業の環境活動への評価を分析するもので、博報堂では、2004年度から毎年おこなっています。
今年度の調査結果では、この一年間で、生活者の環境問題に対する関心度が大きく向上し、環境に対する行動姿勢も積極的になっていることがわかりました。特に「地球温暖化」に関心を持つ人は、全体の9割以上にあたる92.9%に達し、昨年の81.3%からも大きく伸びています。環境問題が生活者にとって「自分ごと化」し始めていることが伺われます。
生活者の関心の高さは、具体的な行動にも現れており、「部屋の電気等はこまめに消す」「エアコンは温度設定を弱めにする」といった省エネ行動は9割近くに達し、生活の中でほぼ定着したといえそうです。また、有料化などで最近話題になっているレジ袋や簡易包装についても「買物での無駄な包装を断る」「スーパーでは自分の買物袋を持参する」は、昨年と比べて1割以上も上昇しており、特に、主な買物主体である女性においては、「買物での無駄な包装を断る(70.8%)」、「スーパーでは自分の買物袋を持参する(54.6%)」と、半数を越える高い数値となっていました。さらに「環境への取り組みが進んでいる企業の商品を買う」人が、昨年の18.5%から26.3%に増えているなど、生活者が実際に行動で応え始めている動きが読み取れました。
博報堂「環境コミュニケーション推進室」では、今後こうした研究をはじめ、企業の環境コミュニケーションをサポートする様々な施策を提案し、得意先の環境を核としたコミュニケーションのサポートを行ってまいります。
※「環境コミュニケーション推進室」
「環境」への全社的な取り組みを推進するため、社内に分散していた「環境」関連機能を統合し、クライアントの環境コミュニケーションへのサポートや、コンテンツの開発など行ってまいります。
◆添付資料:調査データ
(※ 関連資料を参照してください。)