ソニー、熊本テックでのイメージセンサー生産能力増強で約600億円を投資
ソニーセミコンダクタ九州(株) 熊本テクノロジーセンター、
イメージセンサーの生産能力を増強
ソニー株式会社は、ソニーセミコンダクタ九州(株)熊本テクノロジーセンター(以下:熊本テック)の2号棟に対して、2007年度から2009年度にかけて約600億円の投資を行い、クリーンルーム5,000m2の増床および生産設備増強を行います。
ソニーの半導体事業では、イメージセンサーを集中領域と位置づけており、今回の生産設備増強により更なる供給体制を構築し、イメージセンサーのビジネスを強化していきます。
熊本テックは、ソニーが得意とするCCD、CMOSセンサーやマイクロディスプレイデバイスなど映像デバイスの生産拠点として事業活動の拡充を図ってきました。
特に近年、需要旺盛なCMOSセンサーの生産体制を強化しており、今春からは、既に設備を整えている2号棟の5,000m2でCMOSセンサーの量産を開始しています。
今後3年間では、CMOSセンサーの生産体制をさらに強化し、カメラ付携帯電話向けやデジタルスチルカメラ向けなど、拡大が期待できる市場に向けて、高画質で処理能力の高いCMOSセンサーを供給していきます。
【 ソニーセミコンダクタ九州株式会社の概要 】
(1)本 社 福岡市早良区百道浜2-3-2
(2)設 立 平成13年4月1日
(3)代表者 代表取締役社長 種茂 慎一(たねも しんいち)
(4)資本金 242.5億円(ソニー(株)100%出資)
(5)生産拠点 鹿児島、大分、長崎、熊本
(6)従業員数 約11,000名(平成19年4月現在、請負派遣を含む)
(7)事業内容 半導体の開発設計、製造など
【 同 熊本テクノロジーセンター 】
(1)所在地 熊本県菊池郡菊陽町原水4000-1
(2)設 立 平成13年10月
(3)敷地面積 150,000m2
(4)延床面積 195,000m2
(5)従業員数 約 2,600名(平成19年4月現在、請負派遣を含む)
(6)生産品目 ・イメージセンサー(CCD、CMOSセンサー)
・マイクロディスプレイデバイス(高温ポリシリコンTFT液晶、SXRDなど)
(7)ウェーハ生産能力 24,000枚/月
※1号棟、2号棟(フル展開時)を合わせた処理能力
<2号棟の概要(2007年5月現在)>
(1)延床面積 104,000m2
(2)クリーンルーム面積 20,000m2(うち実装済面積 7,500m2)
(3)生産品目 CMOSセンサー