クレディ・アグリコル生命、生命保険業免許を取得し生保市場に今秋から新規参入
約5年ぶりに生保会社新規参入
6月8日クレディ・アグリコルが生命保険業免許を取得
― フランスのバンカシュアランスNo.1生保を保有する金融グループが日本市場に進出 ―
クレディ・アグリコル生命保険株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:リチャード・サットン)は、6月8日付で金融庁より日本での生命保険業免許を取得しました。今秋に、変額個人年金保険商品の販売を開始する予定です。
総資産1兆3,807億ユーロ(約218兆1,500億円※1、2005年度世界第7位※2)を有するクレディ・アグリコル・グループが、本年末に予定されている銀行窓販全面解禁を見据え、新たに生命保険会社を設立いたしました。これは、日本国内の生命保険会社としては、約5年ぶりの新規参入になります。
欧州市場で築いたバンカシュアランス(銀行窓口における生命保険販売)分野の実績およびそのノウハウと、日本におけるグループ会社の提携関係を活用し、日本のバンカシュアランス分野でトップクラスを目指して参ります。(※1:2006年12月末現在。1ユーロ=158円で換算。※2 出典:The Banker)
<設立の背景と当社の強み>
■日本の銀行窓販:生命保険商品の銀行窓販全面解禁と今後の市場の将来性
クレディ・アグリコル・グループは、本年12月末に予定されている生命保険の銀行窓販全面解禁を新規参入の契機と捉えております。欧州におけるバンカシュアランスの実績を踏まえ、その専門会社として当社を設立いたしました。
日本の生命保険市場の中でも、特に銀行窓販は、団塊世代の集団退職という短期的な側面と、規制緩和による新たな機会創出という長期的な側面から、今後大きな成長が期待されます。
クレディ・アグリコル・グループは、日本のお客様に革新的でわかりやすく、かつ利便性の高い保険商品・サービスを提供することで、日本の生命保険市場の競争を促すとともに、銀行窓販チャネルの活性化に寄与することができると考えております。
■販売チャネルとしての金融機関代理店との提携と商品戦略
フランスにおけるクレディ・アグリコル・グループの保険販売の中核には、バンカシュアランスがあります。当社は、これまでの実績・経験を活用すべく、日本でも銀行を中心とする金融機関と保険募集代理店契約を締結し、当初は、保険料一時払型の変額個人年金保険商品を販売する予定です。
この商品は、団塊世代が主な顧客ターゲットとなりますが、銀行窓販の全面解禁後には商品ラインアップの充実を図り、貯蓄ニーズの高い若い世代を含むさまざまな顧客層を対象とした商品開発を検討していきたいと考えております。
■グループ・ノウハウの活用とシナジー効果
クレディ・アグリコル・グループのフランス国内における生命保険子会社であるプレディカ(PREDICA)は、フランス本国におけるバンカシュアランス分野で20年以上の実績と経験を持っており、この分野における高い専門性を有しています。当社は、商品開発力や販売代理店のサポート・トレーニングなどのノウハウを活用して、日本での生命保険事業を展開して参ります。
また、当社は、変額個人年金保険商品における革新的なファンドラインアップを充実させるために、系列の資産運用会社であるクレディ・アグリコルアセットマネジメント株式会社の専門性やノウハウを積極的に活用して参ります。
<新会社概要>
添付資料をご参照ください。
以 上