リニアテクノロジー、低ノイズOLEDドライバなど搭載のデュアル出力昇圧コンバーターを発売
リニアテクノロジー、新製品「LT3498」を販売開始
2mm×3mm DFNパッケージで最大6個の白色LEDと1個のOLEDディスプレイを
ドライブするデュアル出力昇圧コンバータ
2007年6月13日 - リニアテクノロジーは、2.3MHz PWM LEDドライバと低ノイズOLEDドライバを搭載した、デュアル出力昇圧コンバータ「LT3498」の販売を開始しました。LT3498EDDBは2mm×3mmの12ピンDFNパッケージで供給され、1,000個時の参考単価は246円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LT3498は、チャネルごとにパワー・スイッチとショットキー・ダイオードを内蔵しています。入力電圧範囲が2.5V~12Vと広いので、1セル・リチウムイオン・バッテリから固定12V入力レールまで動作可能で、最大32Vの出力を供給します。それぞれのコンバータは個別に調光またはシャットダウンすることができます。1セル・リチウムイオン入力からLEDドライバ・チャネルは最大6個の直列20mA白色LEDをドライブ可能なほか、OLEDドライバは16V出力に最大24mAを供給できるので、LT3498はデュアル・ディスプレイ電子機器に最適な高集積パワー・ソリューションといえます。
LT3498のLEDドライバは2.3MHzのPWM周波数を使用し、重要なワイヤレスおよびオーディオ帯域からスイッチングノイズを排除します。また、LT3498はハイサイド電流センス・トポロジーを採用し、LEDドライバに1線電流源を供給します。同様に、OLEDドライバは、広い負荷電流範囲にわたって高効率と低出力リップルを達成する独自の制御回路を採用しています。この技法により、スイッチング周波数は全負荷範囲でオーディオ帯域より高いので、MP3プレーヤや携帯電話などのノイズに敏感なアプリケーションに最適です。この他に、オープンLED保護やOLED出力切断などを特長としています。
LT3498の特長:
・デュアル・ディスプレイ機器向けのデュアル出力昇圧コンバータ
・最大6個の白色LEDとOLED/LCDバイアスをドライブ可能
・パワー・スイッチとショットキー・ダイオードを内蔵
・独立した調光とシャットダウン
・LEDドライバの200mVハイサイド・センスにより、「1線電流源」が可能
・広い入力電圧範囲:2.5V~12V
・広い出力電圧範囲:最大32V
・LEDドライバ用PWM周波数:2.3MHz
・OLEDドライバ用PFMは全負荷範囲で非可聴
・オープンLED保護
・OLED出力切断
・2mm×3mmの12ピンDFNパッケージ
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