PBC、三菱マテリアルと「製造業向けテンプレート」開発でビジネスパートナー契約を締結
パシフィックビジネスコンサルティングと三菱マテリアルがパートナー契約を締結
共同でMicrosoft Dyn Dynaaaamics NAV mics製造業向けテンプレートを開発へ
~秋に出荷予定、主に日系製造業の海外生産拠点向けに販売~
株式会社パシフィックビジネスコンサルティング(本社:品川区、代表取締役社長萩島紀子、以下、PBC)は、三菱マテリアル株式会社(社長:井手明彦、以下、三菱マテリアル社)と、ビジネスパートナー契約を締結、その協業の一環として、本日、製造業向けにERPパッケージMicrosoft Dynamics NAV(注1)の「製造業向けテンプレート」を共同開発することを発表いたします。今般PBCと協業を行うのは、三菱マテリアル社開発部門・戦略事業開発室です。同室は、三菱マテリアルグループで蓄積した豊富なシステム開発実績をベースに、製造業へのソリューションを提供しています。
本テンプレートは、多言語多通貨管理に優れた中堅企業向けERP製品であるMicrosoft Dynamics NAVに、日本企業のビジネスに合った機能を追加したものです。Dynamics NAV標準のアセンブリ、ディスクリート生産を強化するほか、新たな機能追加によりプロセス生産もカバーし、海外工場を持つ日系企業を広くターゲットとしています。三菱マテリアル社の豊富な製造業ビジネス経験が、テンプレート開発の要となっています。
多くの日系製造業の企業は、海外生産拠点における生産管理工程から会計処理までのシステム一元化と、本社システムとの連携における標準化に、課題を抱えています。特に、中小規模の拠点では著名なERP製品の製造モジュールでは費用対効果の点で最適なソリューションとなり得ませんでした。PBCはこれをDynamics NAVのビジネスチャンスと位置づけ、製造業向けNAVテンプレートを業種向けソリューション戦略の主要素の一つとして準備してまいりました。このたび三菱マテリアル社とのパートナーシップを得て、本日具体的な発表ができる運びとなりました。
同製品は、今年秋頃から発売予定でありますが、まずはパイロットサイトを受注・導入し、その後PBCおよびその販売パートナーにより積極的に拡販をしていく予定です。三菱マテリアル社は、日本の顧客本社サイドにおける導入開発を支援します。海外拠点においてはPBCの海外ビジネスパートナー企業による導入支援を積極的に得ていく予定です。
PBCは早ければ2007年6月中にもマイクロソフト株式会社(日本法人)MBS事業部とのMicrosoft Dynamics NAVについての販売パートナー契約も予定しており、日系企業市場への戦略がますます強化されます。
(注1)Microsoft Dynamics NAV(Navision)
マイクロソフト社が全世界で5万7000社の導入実績を誇る主要ERPパッケージ。セキュリティ、内部統制の強化、運用管理コストの低減という情報システムと経営における課題を解決するERPソリューションとして、国内でも外資系および海外拠点を有する企業に採用されている。
製品の主な特徴は次の通りです。
●原材料から製品までのトレーサビリティ機能を提供します
●流動ロット毎の工程通過記録、上下流ロットの紐付け記録ができます
●標準的な品質データ登録機能を提供します
●バーコード入力、手入力、重量取得、RFID利用による実績収集を行います
●現地利用を考えた、覚えやすい、操作手数が少ない簡単な画面設計を採用しています
●実績収集記録から、従業員毎の作業量が定量的に把握できるようになります
●日本製APS(Advanced Planning and Scheduling)ソフトと連動します