リニアテクノロジー、最大1.8Aを供給する4MHz同期整流式降圧レギュレーターを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC3568」を販売開始
3mm×3mm DFNパッケージで最大1.8Aを供給する4MHz同期整流式降圧DC/DC
コンバータ
2007年6月14日 - リニアテクノロジーは、3mm×3mm DFNパッケージで最大1.8Aの出力電流を連続供給する高効率、4MHz、同期整流式降圧レギュレータ「LTC3568」の販売を開始しました。LTC3568EDDは3mm×3mm DFN-6パッケージで供給されます。1,000個時の参考単価は372円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC3568は固定周波数電流モード・アーキテクチャを採用し、2.5V~5.5Vの入力電圧で動作するので、1セル・リチウムイオン/ポリマー・バッテリ入力やポイントオブロード・アプリケーション向けの3.3Vまたは5V入力に最適です。0.8Vの低い出力電圧を生成可能なので、最新世代の低電圧DSPやマイクロコントローラに電力を供給できます。また、スイッチング周波数を850kHz~4MHzの範囲でプログラムできるので、高さ1mm以下の小型で低コストのセラミック・コンデンサやインダクタを使用可能で、実装面積が小さいソリューションを提供します。
LTC3568は、RDS(ON)が0.11Ω(NチャネルおよびPチャネル)の内部スイッチを使用して、96%の高い効率を達成します。また、100%デューティサイクルの低損失動作により、入力電圧と等しい出力電圧が可能で、バッテリ動作時間をさらに延長します。LTC3568は、Burst Mode(R)動作を使用して、無負荷時の消費電流をわずか60μAに抑えます。また、ノイズに敏感なアプリケーション向けには、Burst Mode(R)動作の代わりに、より低ノイズのパルススキップ・モードに設定できます。どちらの場合も、シャットダウン時には消費電流を1μA以下に保ちます。また、LTC3568のスイッチング周波数は400kHz~4MHzの外部クロックに同期可能なので、ノイズをさらに低減することもできます。この他に、±2%の出力電圧精度、短絡保護、内部ソフトスタートなどを特長としています。
<LTC3568の特長>
・高周波数動作:最大4MHz
・高効率:最大96%
・入力電圧範囲:2.5V~5.5V
・出力電圧:0.8V~5V
・低消費電流:60μA、シャットダウン時にはIQ≦1μA
・電流モード動作により、優れた入力および負荷過渡応答を実現
・短絡保護
・低損失動作:100%デューティサイクル
・低RDS(ON)スイッチを内蔵:0.110Ω
・選択可能なBurst Mode(R)動作
・セラミック・コンデンサで安定
・外部クロックに同期可能
・3mm×3mm の小型10ピンDFNパッケージ
注: IQのQ, RDS(ON)のDS(ON)は下付。
◆お問合せ先:
リニアテクノロジー(株)
TEL 03-5226-7291(代表)
www.linear-tech.co.jp
(※参考画像あり)