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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.24.Sun
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2007'06.21.Thu

メディネット、国立病院機構大阪医療センターに免疫細胞治療技術を提供

メディネット、国立病院機構大阪医療センターに対し、免疫細胞治療技術を供与


 株式会社メディネットと独立行政法人国立病院機構(*i) 大阪医療センター(大阪市中央区、院長:楠岡 英雄)とは、平成19年6月13日、同センターにおける免疫細胞療法(*ii)の導入及び実施に伴い、メディネットが技術支援を行なうことで合意し、ライセンス契約を締結いたしましたので、お知らせします。

 大阪医療センターは、全国に146病院のネットワークを有する国立病院機構の中核的役割を担っており、特にがん医療においては、国立がんセンターを頂点とするがん政策医療ネットワークの近畿地区の基幹医療施設として位置づけられています。また、例えば脳腫瘍に対する治療においては、最先端のナビゲーションシステムを用いた手術療法、リニアック等の最新治療装置による放射線療法、それらとの併用による化学療法に加えて、インターフェロン-β(*iii)を用いた免疫療法を実施するなど、専門化・先鋭化された医療技術を組み合わせた集学的治療を実践しています。
 今般、院内に備えた細胞加工施設を利用して、免疫細胞療法を実施していくに当たり、悪性脳腫瘍を対象疾患とした活性化自己リンパ球療法(CD3-LAK療法)(*iv)の導入、実施が決定されました。今後、大阪医療センターにおける他の疾患に対する免疫細胞療法の導入については、悪性脳腫瘍にかかる活性化自己リンパ球療法の効果等を多角的に検証のうえ、検討されることとしています。

 メディネットは、医療機関に対する免疫細胞療法総合支援サービス(*v)を通じて、これまでに、累計6,000人以上の患者に対する約48,000件におよぶ世界最大の治療支援実績があり、免疫細胞療法に係る豊富な経験と知見を有しています。また、更なる治療効果向上を目指し、新たな免疫細胞治療技術の開発、大学病院等との共同臨床研究等を積極的に推進しています。本年5月には、メディネットの技術供与先である韓国INNOMEDISYS社が、世界に先駆け、医薬品としてCD3-LAKの製造販売承認を取得しています。今般、このような技術力と実績が評価され、大阪医療センターにおける免疫細胞療法の実施を全面的にバックアップさせていただくことになったものです。

 なお、本契約は、既に独自の細胞加工施設を備え、一定以上の高い品質管理レベルを有する医療機関に対して、免疫細胞治療に係る技術・ノウハウ等を供与するものであり、これまでの免疫細胞療法総合支援サービスとは異なる新しいスキームとなります。

 我が国の政策医療を担う国立病院機構の中核的医療機関である大阪医療センターのハイレベルな臨床技術と、細胞医療分野のリーディングカンパニーであるメディネットの免疫細胞治療技術のコラボレーションは、免疫細胞療法の普及発展を更に加速するものと確信しております。


以上

【 国立病院機構 大阪医療センターの概要 】
 名 称:独立行政法人国立病院機構大阪医療センター
 院 長:楠岡英雄
 所在地:〒540-0006 大阪府大阪市中央区法円坂2-1-14
 電 話:06-6942-1331(代表)
 Web:http://www.onh.go.jp/
 E-Mail:www-adm@onh.go.jp

●本治療に関する患者様からのお問合せ先:
 国立病院機構大阪医療センター 地域医療連携室 06-6946-3516(直通)
  お問い合わせ時間 13時~18時
  ※6月29日(金)より対応いたします
 メディネット(フリーダイヤル) 0120-360-285
  お問い合わせ時間 10時~17時


(*i)独立行政法人国立病院機構
 全国146の病院を一つの法人として運営し、結核、感染症、がん、循環器病、重症心身障害、筋ジストロフィー、神経難病などの重要な疾患について、全国的なネットワークを形成して取り組むとともに、地域のニーズにあった医療の提供を推進する。

(*ii)免疫細胞療法
 患者自身の血液から免疫細胞(リンパ球など)を取り出し、体外で薬剤を用いて活性・大量増殖させたうえで、再び点滴による投与で患者様の体内に戻すことを繰り返し、免疫細胞の働きを人為的に大幅に強め、力のバランスを免疫の方に傾けることによって、異常細胞(がん細胞)を排除する治療法。自己の細胞を用いるため、本質的に副作用がなく、入院の必要がない外来での治療が可能であり、患者QOLを高く保てるなどの特徴がある。

(*iii)インターフェロン-β
 動物体内で病原体(特にウイルス)や腫瘍細胞などの異物の侵入に反応して細胞が分泌するタンパク質(インターフェロン)の一種で、腫瘍細胞に対しても直接的に増殖抑制作用を示す。

(*iv)活性化自己リンパ球療法(CD3-LAK療法)
 がん細胞を直接、攻撃、排除する免疫反応の中心となるリンパ球を患者自身の血液中から取り出し、体外で培養しながら増殖・活性化させた上で元の患者の体内に戻すことにより、体内の異常細胞を排除する治療法が活性化自己リンパ球療法。CD3-LAK療法は活性化自己リンパ球療法の一種で、患者様の末梢血から分離したTリンパ球を、抗CD3抗体、インターロイキン2などを用いて活性化・増殖するもので、これまでの臨床実績が最も多い免疫細胞療法。

(*v)免疫細胞療法総合支援サービス
 免疫細胞療法を安全かつ効率的に実施するために必要な技術・ノウハウ、施設・設備、資材、専門技術者、情報システム等を、医療機関に対して包括的に提供するサービス。


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