ローム、小型携帯機器向けに0603サイズの極小薄型LED「ピコレッド・ミニ」を開発
世界最小・最薄光源*! 0603サイズLED新登場!
「Picoled(TM)-mini(ピコレッド・ミニ)」 をロームが開発
半導体メーカーのローム株式会社(本社:京都市)は、1006サイズ(1.0×0.6×0.2mm)の「Picoled(TM)(ピコレッド)」の実装面積を更に70%削減した極小LEDとして、0603サイズ(0.6×0.3×0.2mm)の「Picoled(TM)-mini(ピコレッド・ミニ)」を開発しました。
「Picoled(TM)-mini(ピコレッド・ミニ)」は2007年6月よりサンプル出荷(サンプル価格 100円/個)を開始し、2007年10月より月産1000万個体制で量産開始する予定です。
生産は、ローム・ワコー株式会社(岡山県)、ROHM SEMICONDUCTOR(CHINA)CO.,LTD.(中国、天津),ROHM-WAKO ELECTRONICS(MALAYSIA)SDN.BHD.(マレーシア、ケランタン)で行う予定です。
近年、携帯電話をはじめ電子機器の小型化はますます進む傾向にあり、お客様の要望も多種多様になってきております。
お客様の要望に応えるため、弊社は既に小型・最薄サイズ1006サイズの「Picoled(TM)(ピコレッド)」や、シリーズ展開として同サイズで1mAの低電流域で2倍の明るさを実現した「Picoled(TM)-eco(ピコレッド・エコ)」を開発・量産開始し好評を得ています。このたび、更に小型化のニーズに応えるため、シリーズ展開として、ロームのLEDデバイスと技術力により、業界初・世界最小最薄* の0603サイズ(0.6×0.3×0.2mm)Picoled(TM)-mini(ピコレッド・ミニ)」を開発しました。
使用用途としては、携帯電話やポータブルオーディオなどの小型携帯機器のインジケータ点灯などで、1006サイズの「Picoled(TM)(ピコレッド)」での対応が難しい部位や応用アプリケーションへも「Picoled(TM)-mini(ピコレッド・ミニ)」の特長である小型を活かして様々な製品への展開が可能です。
応用展開として、1.0mmピッチのドットマトリクスも実現でき、わずか5mm幅の箇所に英数字を表示することも可能で、携帯電話の側面部のイルミネーションや小型化が進むMP3オーディオの表示など、狭スペースが求められる様々な箇所にご活用いただけます。
発光色については、赤・橙・黄・緑・黄緑・青・白の全8色(赤:2色)を取り揃え、あらゆるセットに対応が可能です。
また、発光素子は信頼性の高い4元素(AlGalnP 青・白を除く)素子でラインアップしており、長期にわたって使用していただけます。
【 「Picoled(TM)-mini(ピコレッド・ミニ)」の主な特長 】
1)0.6×0.3(mm)サイズの超小型 0.2(mm)厚の超薄型パッケージ
2)小型携帯機器・狭スペース箇所のインジケータ点灯やマトリクス表示に最適
3)高輝度発光素子で赤・橙・黄・緑・黄緑・青・白色をラインアップ
ロームでは得意のLEDデバイス、パッケージ、超精密加工技術を用いた商品展開を図っています。
今後とも顧客ニーズに沿った製品開発を進めると共に、超小型LED「Picoled(TM)(ピコレッド)」を中心に製品シリーズの拡充に努めてまいります。
*2007年6月時点ローム調べ
※「Picoled(TM)(ピコレッド)」はロームの商標登録出願中の商品です。