日本TI、シリアルLVDSインターフェイス搭載の16ビット・2MSPSのSAR ADCを発表
日本TI、業界初シリアルLVDSインターフェイス搭載の16ビット、2MSPSのSAR ADCを発表
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、シリアルLVDSインターフェイスを搭載した業界初の16ビット、2MSPS(2メガサンプル/秒)のSAR(逐次比較型)ADC(アナログ-デジタル・コンバータ)製品ファミリ、『ADS8413』および『ADS8410』を発表しました。これらの新製品はデジタル雑音を低減すると同時に最高200Mbps(200メガビット/秒)のデータ伝送レートを提供するシリアルLVDS出力を使用しています。『ADS8413』および『ADS8410』は医療用計装、通信、データ・アクイジション、クローズド・ループ・システムをはじめとする高速・高精度のアプリケーションに最適です。本件に関する詳細は http://www.ti.com/sc06143 (英文)から参照できます。
『ADS8413』は疑似バイポーラ、差動入力を提供するほか、DC(直流)精度を犠牲にせずに、-107dB(デシベル)のTHD(全高調波歪み)特性、92dBのSNR(信号-雑音比)、±1LSBのINL(積分非直線性誤差)など、最高のAC(交流)性能を提供します。『ADS8410』はユニポーラ、シングルエンド入力で、-98dBのTHD特性、87.5dBのSNR、±1LSBのINLを提供します。
各デバイスに搭載のLVDSインターフェイスは、同一バス上で複数のデバイスをデイジー・チェーンまたはカスケード(縦続)接続できるよう設計されています。『ADS8413』および『ADS8410』は、2MSPS動作時に290mW(ミリワット)と低い消費電力を提供するほか、次の2種類のパワー・セーブ・モードも提供します。より低いスループットで使用する場合、napモードによって消費電力を大幅に節約できます。また、デバイスを使用しない場合、ハードウェア・パワー・ダウン・モードによって、消費電力を5μW(マイクロワット)まで低減できます。
TIではADCのアナログ入力を駆動する『THS4031』広帯域アンプ、シリアルLVDSをパラレル・データに変換する『SN65LVDS152』デ・シリアライザをはじめ、高速、高精度のアプリケーション向けに、最先端のシグナル・チェーン・ソリューションを提供しています。
●『ADS8413』および『ADS8410』の主な特長
(※ 関連資料を参照してください。)
●価格と供給について
『ADS8413』および『ADS8410』は現在出荷中で、TIおよび販売特約店から供給されます。パッケージは48ピンQFNパッケージです。1,000個受注時の単価の参考価格は『ADS8413』が24.05ドル、『ADS8410』が23.00ドルです。評価モジュールも供給中です。
TIの最新の『Amplifier and Data Converter Selection Guide』のダウンロードに関しては、 http://dataconverter.ti.com/analog (英文)から参照できます。
ハイパフォーマンス・アナログ製品に関する情報は、インターネットでも発信しています。( http://www.tij.co.jp/analog )
※ すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
【 テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて 】
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、グローバルな半導体企業であり、デジタル家電、ワイヤレス市場などに向けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)とアナログICを中核とするトータル・ソリューションを提供しています。そのほか、E&PS(教育関連)事業を展開、世界25ヶ国以上に製造・販売拠点を持っています。
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における大手の外資系半導体サプライヤです。資本金は362億5,000万円です。大分県日出、茨城県美浦に生産工場があり、茨城県つくばと神奈川県厚木にテクノロジー・センターがあります。
TIに関する情報はインターネットでも発信しています。( http://www.tij.co.jp )
< 読者向けお問い合わせ先 >
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
URL: http://www.tij.co.jp/pic/
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