マイクロソフト、MSIとクリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント市場で協力
MSIとマイクロソフトが、クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント市場において協力
~プロジェクト期間を短縮し、コストの削減を実現~
MSI株式会社(本社:千葉市美浜区)およびマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区)は、このたび、クリティカルチェーン プロジェクトマネジメント(注1)(以下、CCPM)の分野において、プロジェクト管理ソフトの「Microsoft(R)Office Project」と、その上で稼働する「クリティカルチェーン プロジェクト マネジメント システム(以下、CCPM+)」(注2)の販売やマーケティング活動で協力します。
MSIが販売する「CCPM+」は、「Microsoft Office Project」 上に対応し動作する初めてのCCPMソフトウェアです。この両製品を組み合わせてご利用いいただくことで、企業におけるプロジェクトの期間短縮が可能となります。近年、製品開発期間の短縮化などに伴い、プロジェクト期間短縮へのニーズが高まる中で、いかに品質を守りながら期間を短縮して、コストを削減するかが重要になってきており、TOC(注3)(制約理論)に基づいたプロジェクトマネジメント手法であるクリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント(CCPM)が注目されています。MSIとマイクロソフトの両製品を利用いただくことで、CCPMに対応したプロジェクト管理が可能となります。
MSIは、CCPM+の日本における、製品の日本語化のサポートと製品導入の支援を行っています。また、マイクロソフトは、マイクロソフト プロジェクト ユーザーズ フォーラム(MPUF) の、TOC 研究会活動を通じて、日本におけるクリティカルチェーン・プロジェクトマネジメントの普及を推進しております。両社はこの協業を通じて、より一層のCCPMの普及により、日本の製造業や、建設業、情報処理産業などにおけるコストの削減・スケジュール短縮を実現する事で、日本の産業の国際的競争力の向上に貢献します。また、MSIは、本協業を通じCCPM+の10,000セットを初年度売上目標として目指します。
(注1) クリティカルチェーン プロジェクト マネジメント(CCPM)
クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメントの略で、TOCの手法の1つです。リソースの競合を考慮して「それが遅れると全体が遅れる」というタスクをつなげた「クリティカルチェーン」に注目してプロジェクト期間の短縮を実現する手法です。個々のタスクの安全余裕を除去して、プロジェクトバッファとして集約することでプロジェクトの遅れを監視し、適切なタイミングで、適切な回復策を実行する手法です。
(注2) クリティカルチェーン プロジェクト マネジメント システム(CCPM+)
米国Advanced Projects, Inc.が開発した、Office Projectのアドインソフトウェア。Office Project上でCCPMを実現します。日本ではMSI株式会社が、日本語版を販売しています。
http://www.msi-jp.com/ccpm/
(注3) TOC
Theory Of Constraintsの略。日本では制約理論と訳されます。イスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラット博士が開発した経営管理手法で、プロジェクトマネジメントの領域では、アメリカ軍のロジスティック(兵站・補給・補修業務)をはじめ、新製品開発、プラントエンジニアリング、土木・建設業など不確実性の高い業務に応用されており、工程期間の短縮や収益の改善など著しい成果を上げています。また、同博士は、「ザ・ゴール」の著者とし知られており、同書は、1984年アメリカで発売以来、常にビジネス書のベストセラーの上位にランクされ、その発行部数累計は250万部を超えています。
◆マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
*Microsoftは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。