ポルシェＡＧ、「パリモーターショー」でニューモデル４車種を発表
「パリモーターショー」で
ポルシェから４モデルがデビュー
ポルシェＡＧ（本社：ドイツ、シュトゥットガルト 社長：Ｄｒ．ヴェンデリン・ヴィーデキング）は、２００６年９月３０日から開催されるパリモーターショー（Ｍｏｎｄｉａｌ ｄｅ ｌ'Ａｕｔｏｍｏｂｉｌｅ）で、ニューモデル４車種を発表いたます。
シュトゥットガルトに本社を置くポルシェは、１０月１５日までの開催期間中、新しいエンジンを搭載した９１１タルガ４（Ｓ）、９１１ ＧＴ３ ＲＳ、そしてケイマンおよびボクスター（Ｓ）を発表する予定です。このようにニューモデルを一挙に発表するのはモーターショーでは初めてのことです。
ヴォルフガング・デュルハイマー研究開発担当副社長は、「これらトップクラスのニューモデルをパリで発表できることをうれしく思います。このように豊富なモデルレンジを発表できるということは、私たちが常にスポーツカーにおける研究開発を行い、進化し続けている証なのです」と述べています。
今回新たに９１１シリーズに加わるモデルは、フルタイム４ＷＤシステム、４４ｍｍワイドになったリアセクションが与えられた９１１タルガ４（２３９ ｋＷ／３２５ ＰＳ）と、９１１タルガ４Ｓ（２６１ ｋＷ／３５５ＰＳ）の２モデルで、エレガントなこれらのスポーツカーは、先代モデル（９９６）と同じく広いガラスルーフおよびハッチバック式リアウィンドウを備えています。
９１１ ＧＴ３ ＲＳは、ＧＴ３の中でも最も競技車両に近いスペックを持っています。特にサーキットでの走行に向いており、卓越したパフォーマンスとレーシングカーそのものの走りを体験することができます。極めて高回転域まで回るＲＳのエンジンは３．６リッターの排気量から、３０５ ｋＷ（４１５ ＰＳ）／７，６００ｒｐｍを発生します。エンジンのレブリミットは８，４００ｒｐｍです。
同じくパリで発表されるボクスターとボクスターＳのニューモデルには、さらにパフォーマンスとトルクの向上が図られたエンジンが与えられています。ボクスターに搭載される２．７リッターエンジンの最高出力は、５ ＰＳアップの２４５ ＰＳ（１８０ ｋＷ）となっており、また最大トルクも ２７３ Ｎｍ／４，６００ ｒｐｍへと増強されています。一方で燃費は１００ｋｍで０．３リッター低減され、９．３？／１００ｋｍへと向上しています。排気量が３．２リッターから３．４リッターへと拡大されたボクスターＳのエンジンは、先代モデルを１５ ＰＳ上回る２９５ ＰＳ （２１７ ｋＷ）／６，２５０ ｒｐｍの最高出力を発生、また最大トルクも３４０ Ｎｍへと上げられています。
ニューモデル ケイマンは、ボクスターをベースにした２シータースポーツクーペです。最高出力２４５ ＰＳ（１８０ ＫＷ）を発生する２．７リッター水平対向６気筒エンジンを搭載しています。２００５年春に市場に導入され成功を収めたケイマンＳに続き、このケイマンはポルシェのスポーツカーレンジをさらに充実させるモデルです。
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