NEC、UHF帯・EPCglobal対応の体系的ソリューション提供などRFID関連事業を強化
RFID関連ソリューション事業の強化
- UHF帯・EPCglobal対応の体系的ソリューション提供やシステム実験センターの新設など -
NECはこのたび、RFID関連ソリューション事業を強化することとし、UHF帯および世界標準規格のEPCglobalに対応した「UHF帯RFID統合ソリューション」を新たに体系化し、本日から提供を開始いたしました。また同時に、ユーザシステムの模擬環境を構築してRFID読み取り精度の検証などを行うシステム実験センター「ユビキタスソリューションウェアハウス」を新設し、きめ細かなユーザサポートを提供するほか、NECの海外現地法人と連携したグローバルサポート体制も合わせて実現いたします。
NECは、これらの取り組みを支えるグループの関連要員を300名に増員してRFID関連ソリューション事業を積極的に拡大し、2010年にSCMなど関連基幹システムも含め2000億円の販売を目指してまいります。
近年、製造・物流業界などにおいて、長距離での読み取りが可能なUHF帯のRFIDを用いたソリューションの導入検討が具体化しつつあり、今後はさらに他業種も含めグローバルサプライチェーンにおける活用が進むものと見込まれております。NECはこうしたニーズに応え、今般新たにUHF帯、ならびにグローバル標準仕様のEPCglobalに対応したソリューションを体系的に整備し、本格的な事業展開を進めていくものであります。
今般強化したRFIDソリューションの概要は以下の通りであります。
1. 「UHF帯RFID統合ソリューション」の提供
NECがこれまでに培った多くの実践的なノウハウを活用し、RFIDの導入コンサルティングからアプリケーション(ビジネステンプレート)、ミドルウェア、RFIDタグやリーダ/ライタなどのデバイスまでを一貫して提供する「UHF帯RFID統合ソリューション」を新たに体系化。実証実験や試験的なシステム導入から、基幹システムとの連携までを含めたトータルソリューションを提供する。
2. ユビキタスソリューションウェアハウスの新設
実際のユーザニーズを反映した模擬環境を構築し、タグ貼付やリーダ/ライタ設置場所の最適化検証、読み取り精度や距離に関する性能検証などを行う「ユビキタスソリューションウェアハウス」を本年10月に新設。本施設において、システム導入前の動作確認や、導入後の性能改善などのきめ細かな検証サービスを提供する。
3. グローバル対応の強化
ユビキタスソリューションウェアハウスと、NECの海外現地法人が連携し、サプライチェーンをはじめとした顧客システムのグローバルサポート体制を構築。EPCglobal仕様に準拠したミドルウェアの提供と合わせ、顧客のグローバル事業展開を支援する。
NECは、2004年5月に日系ITベンダとして初めて世界最大の標準化団体EPCglobalに加入し、RFIDの標準化活動も積極的に推進してまいりました。中でも本年7月に実施されたEPCIS(Electronic Product Code Information Services)のプロトタイプテストにおいては、国内ソリューションベンダとして唯一参加して自社製品の検証を行うと同時に、グローバル標準仕様の完成度向上に大きく貢献いたしました。こうした活動も含めて、顧客のグローバル展開をサポートする体制を今後さらに強化してまいります。
なお、NECではUHF帯RFID統合ソリューションについて、本年9月13日から東京ビッグサイトにおいて開催される「第8回自動認識総合展」に出展いたします。
以上
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC RFIDビジネスソリューションセンター
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e-mail: info-rfid@ml.mpd.nec.co.jp