バンダイネットワークスとD2C、TV番組と連動する携帯電話を使った新サービスを共同展開
携帯電話向け画像認識・検索サービス「カメラでケンサク!ERサーチ」、TV連動の新サービスを展開
~毎日放送の人気アニメ「BLOOD +」から対応開始~
バンダイネットワークス株式会社(代表取締役社長:大下聡、本社:東京都港区、以下、バンダイネットワークス)と株式会社ディーツー コミュニケーションズ(代表取締役社長:藤田明久、本社:東京都港区、 以下、D2C)は、携帯電話のカメラ機能を利用する画像認識・検索サービス「カメラでケンサク!ERサーチ」を活用した、TV番組と連動する携帯電話を使った新しいサービスを共同で展開してまいります。
「カメラでケンサク!ERサーチ」は、携帯端末に搭載されている画像認識技術とiアプリを用いたサービスです。
ユーザーが「カメラでケンサク!ERサーチ」のiアプリを起動し、身近なメディアや広告、商品などをカメラで撮影すると、その撮影した画像の特徴点を抽出、サーバへ送信し、あらかじめ登録されている画像の特徴点データとマッチングして、検索結果として商品情報などのコンテンツをユーザーへ配信する仕組みです。
つまり、ユーザーは使い慣れた携帯電話のカメラを使って簡単に情報検索を行うことができ、さらに無料で本サービスを利用することができます。(利用時のパケット通信料金は別途発生します。)
「カメラでケンサク!ERサーチ」を活用したTV番組と連動する新サービスとは、ユーザーの方に放映しているTV番組の画面を携帯電話で撮影していただくことにより、撮影した画面と連動した様々な番組関連情報やコンテンツ、アイテム購入のモバイルサイトへ、簡単にアクセスしていただけるものであり、今までにない方法で視聴者へのアプローチが可能となります。
たとえば、TVアニメの画面を撮影することでその番組の公式モバイルサイトへアクセスし、そのTVアニメの待受画像や音楽のダウンロードや主題歌のCDを購入が可能となります。またTVドラマでは、番組の中で俳優が身につけているファッションアイテムを撮影することで、そのアイテムを購入できるサイトへアクセスを可能とします。
ユーザーにとっては、TV番組に密着した情報をタイムリーに得たり、関連した便利なサービスを簡単に利用できるメリットがあります。また、TV局や企業にとっては、番組や商品の宣伝ツールとして、また運営・PRモバイルサイトへの集客手段としても利用できます。さらに、本サービスのための特別な画像やアドレスなどを用意したり、映像を加工する必要がなく、番組をそのまま(VTR・動画)を利用できるため、本サービスを簡単に導入することが可能です。
この「カメラでケンサク!ERサーチ」を活用したTV番組連動の新サービスとして、9月2日より、毎日放送の人気アニメ番組「BLOOD +」 (毎週土曜日午後6時、MBS・TBS系列全国ネットで放送中)にてテストスタートいたします。「BLOOD +」のオープニングとエンディングの部分のどの場面でも、ERサーチを起動しカメラで撮影していただくだけで、オープニングでは、「BLOOD +」の待受画像、着信メロディをダウンロードできるページや毎日放送のモバイル番組サイトへ、またエンディングでは、次回の予告ページなどに簡単にアクセスできます。
<「BLOOD +」テスト例>(*添付資料参照)
今後、バンダイネットワークスとD2Cは、TV番組と連動したプロモーションにむけて、ユーザーにとっても、TV局や企業にとっても、便利で有益なソリュ-ションとして「カメラでケンサク!ERサーチ」の活用促進をはかり、携帯電話を活用したクロスメディア・ソリューションやコマース・サービスの拡充をはかってまいります。
<「カメラでケンサク!ERサーチ」とは>
「カメラでケンサク!ERサーチ」には、米国EvolutionRobotics社(本社:米国カリフォルニア州)がロボット工学要素技術として開発した画像認識技術「ViPR(TM)」(※)が使用されており、バンダイネットワークスが携帯電話への移植開発を行いました。
企業は、「カメラでケンサク!ERサーチ」をプロモーションやマーケティングに活用することができます。例えば、販促物や広告などに掲載する商品や企業ロゴなどの画像情報を「カメラでケンサク!ERサーチ」のデータベースにあらかじめ登録しておけば、被写体の販促物や広告などから見込客を誘導し、モバイル・コマースにおける物品販売やデジタルコンテンツの販売、キャンペーン応募などを行うことが可能です。通販カタログ、雑誌、CDジャケット、TVCM、商品パッケージ、屋外広告などあらゆるものから、本サービスへの利用が可能となります。また、1秒に対し、2コマの画像情報を利用することで、TV番組などの"動画"にも対応することが可能です。
従来の二次元コードなどとは異なり、あらかじめ情報が画像に組み込まれているため、クリエイティブさも損ないません。
(※)「ViPR(TM)」とは:米EvolutionRobotics社がロボット工学要素技術として開発した画像認識技術。「ViPR(TM)」は、Visual Pattern Recognitionの略称として名づけられた技術。データベースサーバに画像の特徴点とアクションを登録しておくと、対象を撮影するだけで、そのカメラ画像から特徴点を抽出しサーバに送信、登録画像情報と比較してサーバから対応するアクションが返ります。認識については、"あいまいさ"を持っているので、逆さまや斜め、また対象物の一部(ある程度)でも認識することができます。
※「カメラでケンサク!ERサーチ』はバンダイネットワークス株式会社と株式会社ディーツーコミュニケーションズの商標です。
※「iアプリ」、「FOMA」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。