会津大学とマイクロソフトなど、福島県のIT産業の活性化に向け連携
福島県の産業の活性化に向けて会津大学、マイクロソフト、エフコムが連携し、IT技術者を育成
公立大学法人会津大学(本部:福島県会津若松市、学長:角山茂章、以下会津大学)、マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表執行役 社長:ダレン ヒューストン、以下マイクロソフト)、株式会社エフコム(本社:福島県郡山市、代表取締役社長:酒井良信、以下エフコム)、は、福島県のIT産業の活性化に向けて連携し、IT技術者の育成およびビジネスの集積をしていくことで本日、合意しました。
現在、東北地方の情報サービス産業の市場規模は、3年前と比較して約10%、福島県の同市場規模は約4%減少しています。(注1) このような状況の中、「人材育成」、「ビジネスの集積」を産学連携の一貫した体制で支えることにより、IT産業市場の拡大、それを通じた福島県域の産業の活性化に貢献することを目指します。
(注1)経済産業省 平成17年/特定サービス産業実態調査(速報)より
IT産業の活性化に向けた第一弾の取り組みとして、情報システムの構築において幅広く活用されているマイクロソフトの技術のMicrosoft .NET(注2) (マイクロソフトドットネット、以下.NET)を活用できる技術者を育成します。
また、今後、日本国内における.NETを活用した案件の受注を加速していくために、蓄積したノウハウや技術の情報交換を行う「.NET研究会」を立ち上げ、日本だけではなく、海外からの受注に対応できる仕組みを産学連携により構築していきます。
(注2) Microsoft .NETとは、マイクロソフトのソフトウェア技術で、ITシステムの開発環境および開発ツールです。
具体的な活動は、以下の通りとなります。
1)会津大学における公開講座の開設
.NETを活用できる技術者の育成に向けて、2006年10月から、会津大学において、エフコム、マイクロソフトの連携による「.NET公開講座」を開講します。
本講座は、会津大学生、地域のIT企業のシステムエンジニア(以下、SE)を対象としており、月1回の頻度で、開発言語のC#(注3)を利用したプログラミングなど、最新技術の習得を目指します。
マイクロソフトは、カリキュラム作成への協力および講師の派遣を行います。
また、エフコムは、実践的な技術習得機会の提供に向け、会津大学学生のインターンシップ(注4)や就職先として学生の受け入れを行います。
講座名:「実践プログラミング入門編 C#で学ぶプログラミングの基礎」
定員:20名(会津大学学生、および社会人を含む)
期間:2006年10月~2007年3月
(注3) C#とは、ソフトウェアを開発する際に必要な開発言語です。
(注4)インターンシップとは、学生が在学中に企業などで就業体験をする制度
2)ITによる地域の活性化を考えるイベント「ITサマーキャンプ」(仮称)の開催
2007年夏に、会津において、地域の企業関係者および住民を中心に、ITによる地域の活性化を考えるイベント「ITサマーキャンプ」(仮称)を開催する予定です。本イベントを通じて、最先端のIT技術に触れる機会の提供、ITによる住民の利便性や生産性の向上、地域産業の活性化による町おこし等、会津大学、エフコム、マイクロソフトが中心となり、研究者や企業、住民が共に考え、「会津のITブランド化」の実現に向けた一助になることを目指します。
3)研究会の設立
今後、福島県内のベンチャー企業、会津大学卒業生で.NET技術を習得しているSEを中心に、定期的な技術情報の交換を目的とした「.NET研究会(仮称)」を立ち上げると共に、.NETの技術ノウハウが蓄積された時点で、「.NET開発センター(仮称)」の設立を検討し、日本国内のみならず、海外からも開発案件を受託することを目指します。
◆マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
*Microsoftは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。