ウィルコム、「次世代PHSシステム」向け無線局実験で伝送速度20Mbpsを達成
「次世代PHSシステム」向け無線局実験で伝送速度20Mbpsを達成
~ワイヤレスブロードバンドの実現に向けて~
株式会社ウィルコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:八剱 洋一郎)は、次世代PHSシステムの開発・導入に向けた活動の一環として、総務省より、無線局の実験免許状を2006年8月1日(火)に取得し、2.5GHz帯でのOFDMシステムの伝送実験等を中心に、次世代PHSシステムの開発・導入に向けた実験・評価活動を実施していますが、この度、当該実験局の伝送実験において、実験の第一段階として計画していた伝送速度20Mbps(上り下り共)を達成いたしました。
さらに現在の実験装置に改良を重ね、次世代PHSシステムの開発・導入に向けた実験・評価活動を継続して実施してまいります。
ウィルコムは今後も約200万人のデータ通信ご利用お客さまの利便性向上を目指し、「ワイヤレスブロードバンド」の実現、次世代システムの実用化に向けた活動を推進するとともに、ITU(International Telecommunication Union)、PHSMoUグループにおける国際標準化など、日本国内のみならず世界への普及も視野に入れ、関係機関・団体での標準化活動および普及啓蒙活動に取り組んでおります。今後の実験の概要につきましては、以下のとおりです。
-実証実験概要-
(1)実験開始時期
・実験免許取得後、2006年8月上旬から1年間を目途に実験を実施。
(2)実施地域
・虎ノ門地域のビルに1カ所、郊外に1カ所それぞれにアンテナ及び基地局実験設備を設置。
(3)実験概要
・2.5GHz帯の周波数において、ウィルコムの次世代PHSシステムの中核技術の一つであるOFDM技術に現行システムにて採用しているアダプティブアレイアンテナ技術を採用した場合の性能評価、及び次世代PHSシステムにMIMO技術を採用した場合の性能評価を中心に実証実験を実施。
以 上