2007'03.11.Sun
鉄建建設とクラレ、既設トンネルの補強工法「高強度薄肉補強工法」を開発
既設トンネルの補強工法
「高強度薄肉補強工法」を開発
鉄建建設(株)(社長:神田志義)と(株)クラレ(社長:和久井康明)は、(独)土木研究所と共同で、高強度繊維補強モルタルを用いて既設トンネルを内巻き補強する「高強度薄肉補強工法」を開発しました。本工法は、内巻き補強材として、圧縮強度とじん性に優れた短繊維混入モルタルと、引張補強材として連続繊維メッシュを組み合わせた工法で、経年劣化や地山からの土圧の増加などにより損傷が発生した覆工コンクリートの機能回復および補強を目的に開発したものです。(独)土木研究所において実大規模の供試体による載荷実験を実施して、十分な補強効果が得られることを検証し、設計・施工法を確立しました。
本工法は高強度・高じん性材料を用いて、補強層を薄肉化し、内空断面に余裕がない既設トンネルでの内巻き補強を可能にしました。また、分割施工によってトンネルを供用しながら施工することができるので、コストの縮減や工期の短縮が可能となります。このような特長を活かして、コンクリートの剥落や大きな変状が懸念される道路トンネルの補強を中心に幅広く展開を図っていきます。
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