有機合成薬品、シアノピリジン及びその誘導体専用のCP-III製造設備を竣工
CP-III製造設備竣工に関するお知らせ
当社は、常磐事業所内において12.5億円の設備投資を行い、シアノピリジン及びその誘導体の製造設備増強を進めてきましたが、本年9月21日に竣工のはこびとなりましたのでお知らせします。
当社は、1967年、常磐事業所内でアンモ酸化法によるシアノピリジン製造技術を完成させ、シアノピリジン及びその誘導体を基幹事業の一つとして市場開拓を行う一方、製造面においても製造プロセスの効率化や能力増強に努めてまいりました。シアノピリジン及びその誘導体の市場は今後農薬用途を中心として拡大が予想され、当社の現有の製造設備(CP-II)では供給能力的に限界があることから、CP-II設備を更新してその2倍の製造能力を有する新工場を建設することとし、今後のシアノピリジン誘導体事業の展開を図っていく予定です。
竣工したCP-III設備は、設備延床面積は約660m2、地上30メートルの反応塔を有するシアノピリジン及びその誘導体専用の連続製造設備で、約2000トン/年の生産能力を有します。
常磐事業所では、本設備での試運転等を実施した上で、本年11月から本格稼動させる予定です。
当社は、医薬品事業ならびに工業薬品事業の強化を重点課題として取り組んでいますが、それぞれの分野における主力製品の競争力の一層の強化を図っていくため、一貫した経営戦略のもと、製品供給体制の整備と品質保証体制の強化に積極的に取り組んでいきます。
以 上