日本サムスン、「Adobe RGB」の色空間に対応した20.1型モニターを発売
Adobe(R) RGB広色域対応LEDバックライト液晶採用
オールインワンカラーマネージメントモニターSyncMaster XL20新発売
-業界各社から熱い期待の声が寄せられる-
1.概要
日本サムスン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:李昌烈 イ・チャンヨル)は、LEDバックライト液晶を採用し、Adobe(R) RGBの広い色空間に対応した20.1型液晶モニターSyncMaster XL20を11月下旬より順次出荷致します。サムスンダイレクトでの販売価格は158,000円(税込み)です。DTP・グラフィック系専門ディーラーやカメラ量販店での販売を予定しています。
2.主な特長
●LEDバックライト液晶採用、通常液晶モニター比、約40%の色域向上を実現(対NTSC 114%)
●Adobe RGB対応、デジタル一眼レフカメラのrawデータ現像やRGBワークフローの普及を推進
●10ビットLUT・内部14ビットの演算処理による、なめらかな階調表現とハードウェアキャリブレーション
●高性能液晶パネル(コントラスト比1000:1、応答速度8ms、水平垂直視野角178°)を搭載
●回転を自動的に感知し、縦表示するオートピボット機構搭載
●オールインワンパッケージでカラーマネージメントを始められる標準同梱物
専用キャリブレーションソフトウェア”Natural Color Expert”
カラーマネージメントツール”エックスライト社huey.”(※)
簡易ソフトプルーフィングソフトウェア”Image Viewer”
内側がフェルト地加工された組み立て式のアルミ製遮光フード
●3年保証、RoHS指令やJ-MOSSグリーンマーク、PCグリーンラベルに対応
(※)エックスライト社Eye-One Display 2へも後日無償配布のソフトウェアで対応。
3.開発の背景
印刷業界ではAdobe RGBが標準として普及が進み、RGBワークフローの導入も拡がりを見せつつあります。また、Adobe RGBに対応したデジタル一眼レフカメラ市場が拡大の一途をたどり、rawデータ撮影を含むAdobe RGBの色域を活用する用途とユーザーのすそ野の拡大が顕実化しています。一方で、従来のsRGB対応のモニターではAdobe RGBの色域に対して、70%~80%程度の色再現性しかなく、また、Adobe RGB対応のモニターは従来高価で特定一部の専門企業にしか購入できないものでした。このような業界・ユーザーの要望にお応えするものとして、当社は今回XL20を開発・販売するに至りました。