福井コンピュータ、データ連携など機能を強化した3次元建築設計システムを発売
プレカット連携からDXF/DWGデータ立体化まで、世界初の衝撃が更に進化!
3次元建築設計システム『ARCHITREND Z(アーキトレンド ゼット) Ver.2』2006年12月発売
建築・測量・土木のトータルCADメーカー、福井コンピュータ株式会社(本社:福井県福井市、代表取締役社長:小林 眞)では、プレカットCADとのデータ連携や、DXF/DWGデータの立体化を実現した、3次元建築設計システム「ARCHITREND Z Ver.2」を2006年12月に発売致します。
耐震強度偽装事件以降、高まる住宅性能と安全性に対する施主の意識耐震強度偽装事件をきっかけに、施主に対する説明責任の中で、木造住宅においても構
造設計が重要だと考える施工者・設計者が増えています。
国土交通省の社会資本整備審議会建築分科会がまとめた答申には、「建築士が設計・工事監理を行った木造2階建て以下の建物の、構造耐力などの審査を省略する特例制度を見直す」という文面が盛り込まれる等、社会的な関心も高まっています。
しかしながら、工務店等においては、基本設計までを自社で行い、構造計算や伏図作成は設計事務所などに外注する事が多いのも実情です。このように作成された伏図はプレカット段階で再度書き直しされているため、建築確認審査書類とは異なる図面である事も多く、構造設計に対する責任の所在がはっきりしない事もあります。今後、審査の厳格化が進めば、このような物件は、確認が下りないことも考えられ、構造計算の自社対応も検討する必要が求められます。
【 ARCHITREND Z Ver.2の新機能紹介 】
ARCHITREND Z Ver.2では、構造設計や性能表示に対する関心の高まりを受け、プレカットCADとの連携や、汎用CADとのコラボレーション機能を強化しました。
●意匠CAD初!プレカット連携(CEDXM※)を実現
▽プレカットCADからの構造データを、CEDXM仕様によりARCHITREND Z構造図に変換可能。
▽プレカットCADとのデータ連携により、より高精度な構造計算や性能表示チェックが可能です。
※意匠CADからプレカットCADへのデータ連携標準化を推進する、CEDXM評議会にて策定されたファイル形式。
●2Dと3Dのコラボレーション強化!DXF/DWGデータの立体化に対応
▽昨年発売の「Jw_cad データ立体化プログラム」の操作フローそのままに、新たにDXF/DWGデータの立体化を実現した、「Jw/DXF/DWG 立体化プログラム」を新たに追加しました。
▽これにより、汎用CADデータのCG/パースでの活用だけではなく、構造計算や性能表示チェックなどで活用可能になります。
●建物ボリュームや日当たり検討など企画設計支援機能を強化
▽敷地情報から法規に適合する建物ボリュームを自動確認可能な「ボリューム計画図」機能を搭載。
▽また、日時・場所に応じた建物の日照状況を簡単に確認可能な「日当たりシミュレーション」プログラムも追加。
▽また、狭小住宅等で有効な便利コマンド・シンボルを豊富に搭載し、都市部での設計に大きな威力を発揮します。
●その他、数多くの機能強化を実現
▽新レンダリング手法「Final Gather」の採用により、より自然な内観イメージ作成が可能になりました。
▽また、建物を縦に切断した断面パース表現も可能になるなど、140項目以上の機能強化を行っています。
■発売日
▽2006年12月(予定)
※その他、機能の詳細/動作環境及び、新規オプションプログラムなどの価格につきましては、発売日が確定次第、再度リリースさせて頂きます。