シマンテックとデル、電子メールシステムのセキュリティ対策で提携
デルとシマンテック、電子メールシステムのセキュリティ対策で提携
― 電子メールのセキュリティと管理が容易な業界初の製品を発表 ―
2006年9月20日、米国テキサス州ラウンドロック、およびカリフォルニア州クパチーノ発:
デル(本社:米国テキサス州ラウンドロック、最高経営責任者(CEO):ケビン ロリンズ、NASDAQ略号:DELL、以下デル)とシマンテック コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州クパチーノ、会長兼CEO:ジョン W トンプソン、NASDAQ略号:SYMC、以下シマンテック)は、電子メールシステムに対するセキュリティの強化を目的とした提携を発表しました。
デルとシマンテックは、両社の持つITインフラの確保と管理を目的として、Secure Exchangeというエンドトゥエンドの製品を提供します。この製品により、広範囲のアーカイブ機能を持つ安全で信頼性の高いMicrosoft(R) Exchange環境を、短期間かつ容易に導入できます。
Secure Exchangeは業界初となる製品で、400万以上のExchangeのメールボックスとActive Directoryの移行を通じて、デルがこれまでに習得したMicrosoft Exchangeに関する専門知識をベースに開発されました。この製品には、両社の共同設計による、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたリファレンス アーキテクチャのほか、拡張されたサービスやサイジングツールなどが含まれ、データのセキュリティやバックアップ、リカバリおよびアーカイブを簡素化するための段階的な手法を提供します。
Secure Exchangeは、デルのPowerEdgeサーバ、PowerVaultストレージ、DellとEMCの共同開発によるDell|EMCストレージ、およびシマンテックのSymantec Mail Security 8200シリーズ、Symantec Mail Security for Microsoft Exchange、Symantec Enterprise VaultおよびBackup Execで構成されています。デルは各製品に合わせたサービスを提供します。
デルのエンタープライズ プロダクトグループ担当上級副社長のブラッドアンダーソンは次のように述べています。「デルとシマンテックは、急速に拡大している電子メール環境をユーザーがうまく制御できるような統合ハードウェア、ソフトウェア、およびサービスソリューションなどのビジネスで提携するという結論に達しました。我々が技術を駆使して構築したSecure Exchangeでは、特定のニーズに合ったソリューションをカスタマイズする専門的な技術によって、ミッションクリティカルなエンタープライズアプリケーションを容易に導入できます。」
IDCによると、2006年に世界中で配信されている1日あたりの電子メールの数は約840億通で、このことからも、効率的なメール管理の必要性があるのは明白です。今日、ウィルスは日常的に蔓延しており、企業のメールのうち、スパムメールが75から90%に及んでいるというガートナーによる調査結果もあります。また各企業は、メール規制に対して法的に遵守する立場からも、電子メール用のアーカイブが必要とされています。ガートナー社によれば、中規模企業の半数が、こうした法的規制のための対策資金を十分に投入していないという報告もあります。
シマンテックのエンタープライズ セキュリティおよびデータ マネジメント担当グループ プレジデントのジェレミー バートンは次のように述べています。「電子メールはこれからもビジネスの重要なアプリケーションであり続けるため、技術者たちはお客様がビジネスの成長とカスタマーサービスに専念できるように、さらに効率よく使用環境を管理できるツールを提供していく必要があります。この新製品はハードウェア、ソフトウェア、そしてサービスの強力な組み合わせであり、お客様自身がメールをコントロールするのに役立つことでしょう。」
Secure Exchangeは、安全で可用性のあるメールインフラを自社で作成せずに構築したいと考える、500から2,000のメールアカウントを持つ中規模企業向けのソリューションです。ハードウェアとソフトウェアを組み合わせて、あらゆるコンポーネントやパフォーマンスの相互運用性を検証しています。お客様はモジュラーや完璧なソリューションを計画通りに導入できます。この検証から得た知識と経験に基づいたデータは、デルが設計したサイジングツールのExchange Advisorに応用されています。これにより、ユーザーはパフォーマンスや可用性に対する構成や実装ニーズを精査できます。
また、デルはアセスメント、設計、実装、およびトレーニングに関する各サービスを拡大し、お客様が容易にMicrosoft ExchangeとSymantecソリューションを導入できるように支援します。さらに、デルの最も高度な企業サポートサービスである、Platinum PlusはGold Enterprise Supportと同様に、Secure Exchangeを導入されているカスタマーがご使用できます。
<販売と価格(日本における時期、価格は未定です。)>
Secure Exchangeは、米国と欧州で9月20日より販売されます。価格帯は、500席分のモジュラーバックアップとハードウェア ソフトウェアのライセンスおよび各種サービスなどのリカバリーソリューションを含んだ5万4,678ドルからです。同システムには、DellのPowerEdge 1950s、PowerVault 110T、M1000のほか、Microsoft Windows(R) Server(TM)2003、Microsoft Exchange 2003およびSymantec Backup Execが含まれます。
Secure Exchangeはデルから発売予定で、サポートとメンテナンスはデルとシマンテックの両社が行います。詳細は、 www.dell.com/secure_exchange をご覧ください。デルとシマンテックによる幅広いエンジニアリングの活動はSymantec Enterprise Messaging Management for Microsoft Exchange Yellow Bookの基礎となっています。
こちらは www.symantec.com/yellowbooks でご覧になることができます。
本日の発表により、EMC製業界トップレベルのメッセージングおよびアーカイブ製品をベースとした、デルの既存のExchangeソリューションが増大します。EMC製Centeraコンテンツ長期保存ストレージシステムは、電子メールのような一定のコンテンツや不変のデータの長期間におよぶオンラインアーカイブを処理する、デルのExchangeソリューションのコンポーネントであり、高い評価を得ています。詳細は www.dell.com/emc をご覧ください。
<デルについて>
Dell Inc.(NASDAQ: DELL)は、お客様のニーズを聞き、お客様が信頼し評価する革新的な技術やサービスを提供しています。独自のダイレクトビジネス モデルにより、デル社は世界市場で最も多くのシステムを販売し、Fortune 500の25位につけています。同社の直近の4四半期の売上高は574億ドルです。詳細については、 http://www1.jp.dell.com/content/default.aspx?c=jp&l=jp&s=gen を参照してください。ニュースを直接取得するには、 http://www.dell.com/RSS にアクセスしてください。
<シマンテックについて>
シマンテックは、個人および企業ユーザーに、情報のセキュリティ、アベイラビリティ、および完全性を実現するためのソリューションを提供する世界的リーダー企業です。カリフォルニア州クパティーノに本社を置き、世界40カ国以上に拠点があります。
詳細は www.symantec.com をご覧下さい。
本資料に記載の商標は各社の商標です。
<お客様からの問合せ先>
デル株式会社
e-mail: JP_PEExp@dell.com
株式会社シマンテック 広報室 打樋 洋一
〒107-0052 東京都港区赤坂一丁目11番44号 赤坂インターシティ9階
Tel:03-5114-4309 Fax:03-5114-4014
E-mail: yoichi_utebi@symantec.com