三菱電機、安全性・機能性など向上のオーダーメード・エレベーター「ネクスキューブ」を発売
安全性・機能性・省スペース性を向上
三菱オーダーメード・エレベーター「NEXCUBE(ネクスキューブ)」
一部機種モデルチェンジのお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村節宏)は、オーダーメード・エレベーター「NEXCUBE(ネクスキューブ)」の、一部機種をモデルチェンジし、4月16日から発売します。
業界初の毎分120mで高速運転ができる可変速エレベーターシステムやユニバーサルドアシステムの採用により安全性・機能性を向上するとともに、省スペース化も実現しました。
■発売の概要
製品名 NEXCUBE(ネクスキューブ)
定格速度 毎分45~105m
定格積載質量(定員) 1000~1800kg(15~27人乗り)
販売価格 個別見積による
発売日 4月16日
販売目標台数 年間600台
■発売の狙い
エレベーターに対するニーズが多様化するなか、安全性はもちろん、待ち時間の短縮化や省スペース化など、厳しい要求に応えるエレベーターが求められています。
今回、当社が展開しているエレベーターの2つのシリーズ、標準形エレベーターAXIEZ(アクシーズ)とオーダーメード・エレベーターNEXCUBEのうち、オーダーメード・エレベーターNEXCUBEの中で比較的速度が遅く、定格積載量の大きな、機械室のないタイプを対象にモデルチェンジを実施します。
標準形エレベーターAXIEZで採用し好評のユニバーサルドアシステム、可変速エレベーターシステム、薄形巻上機などを、オーダーメード・エレベーターNEXCUBEの機械室なし機種にも適用し、安全性、機能性をさらに向上させました。
また、ご要望の多い仕様を厳選して、ビルの用途に合わせて最適なかごサイズなどの仕様が簡単に選べる、セミ・オーダータイプの「NEXCUBE Limited(ネクスキューブ・リミテッド)」シリーズも同時に発売します。
■新製品の特長
1.「ユニバーサルドアシステム」により、安全性を向上
扉周辺の安全性を高め、乗降時の安全を確保する「ユニバーサルドアシステム」を採用しました。
高性能赤外線センサーにより、人や荷物を検知して扉にはさまれないようにする「マルチビームドアセンサ」や、指や荷物などの引き込まれを防止する「気配りドア」を搭載し、かごと乗場の敷居間隔も従来の30mmから10mmにしました。
2.「可変速エレベーターシステム」により、待ち時間と乗車時間を短縮
エレベーターのかごとおもりの重量バランスが取れているときにエレベーターを定格速度以上の速度で走行させることにより、待ち時間や乗車時間を従来機種に比べ最大15%短縮できます。標準形エレベーターAXIEZでは、高速運転時の速度が毎分105mまででしたが、NEXCUBEでは毎分120mまで高速化しました。(2006年9月国土交通省大臣認定取得済み)
3.薄形の巻上機・制御盤、電子化終端階強制減速装置の採用により、省スペースを実現
従来機種に比べ体積が約50%の薄形巻上機と、薄形制御盤を新開発し、機器をコンパクト化しました。
また、「電子化終端階強制減速装置」の採用により、昇降路頂部と昇降路のピットを縮小しました。
※以下は添付資料を参照
■製作担当工場
三菱電機株式会社稲沢製作所
〒492-8682 愛知県稲沢市菱町1番地
電話(0857)24-5746 FAX(0587)24-5742
■お客様からのお問い合わせ先/資料請求先
三菱電機株式会社ビル事業部ビルシステム第一部
〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
電話(03)3218-4544 FAX(03)3218-4674