ウェブルート、国内企業のセキュリティ被害・対策状況の調査結果を発表
ウェブルート、
国内企業のセキュリティ被害・対策状況について調査結果を発表
~約4割の企業がスパイウェアの被害に。より専門的なスパイウェア対策の必要性も~
ウェブルート・ソフトウェア株式会社(東京都渋谷区、代表取締役: 井上基、以下ウェブルート)は、国内企業におけるスパイウェアを含むセキュリティに関する被害状況及び対策について、調査結果を発表します。調査は、インターネットを通じて2006年6月20日~27日の間に行ったもので、有効回答数222件です。
<被害状況>
セキュリティに関するトラブルについては、2006年1月~6月の間、約4割の企業がスパイウェアの被害を受けていることが分かりました(表1)。2006年4月にウェブルート米国本社で行った同様の調査においては、約5割(2006年1月~4月の被害)という結果となっています。米国よりは数は少ないものの日本国内の企業で実際にスパイウェアの被害が起こっている現状が示されました。スパイウェアがもたらした実害については、「ITスタッフの仕事量増加」(20%)が最も多く、「PCのパフォーマンス低下」、「生産性の低下」、「オンライントランザクションの低下」がそれに続きます(表2)。
<セキュリティ対策>
次に、企業が実際に行っているセキュリティ対策について、調査結果をまとめたところ、ウィルス対策については、米国と同程度の割合で対策を行っている企業が多いことが分かりました(表3)。特に、ローカルPC用ウィルス対策ソフトについては、86%という高い割合で導入されています。しかし一方で、スパイウェアについては、ローカルPCでのスパイウェア対策ソフト利用率は、米国の73%に対して国内では45%であり、ゲートウェイでのスパイウェア対策は24.8%、専門サービス業者によるスパイウェア対策は国内3.6%と、対応の遅れが目立っています。理由として、総合的なセキュリティソフトへの依存度が高いことが考えられます(表4)。
<企業向けスパイウェア対策ソリューションへの期待>
企業向けスパイウェア対策ソリューションに最もユーザーが望んでいる機能としては、「CPUへの負担の軽さ」が挙げられます。さらに、「迅速な定義ファイルの更新」、「管理者負担の削減」、「コストパフォーマンス」、「精度の向上」も望まれていることが分かりました。また、ウィルス対策ソフトとの統合を望むユーザーが存在する一方で、「ウィルス対策ソフトと1つにするのも良いが、ウィルスと同様の扱いをすると混乱が大きくなる」といった意見もありました。
その他の要望
・間違いの無い判断
・能動的に機能
・インターネット通信速度に影響が無い
・P2Pファイルの排除
・データ漏洩防止
・モバイル利用者の更新状況を把握したい
・継続的なサポート
・良いスパイウェアと悪いスパイウェアを自動的に分類する機能が欲しい
・スパイウェアに対しては、個人も法人も関係なく内容が判っていない人が多い。
そのために、もっと身近で簡単に扱えるソフトが絶対条件となると思う。
以上
■ウェブルート・ソフトウェア株式会社について
ウェブルート・ソフトウェア株式会社は、スパイウェア対策ソリューション専業メーカとして世界No. 1の実績を持つ米国Webroot Software社の日本法人です。スパイウェア対策の定番ソフト「Spy Sweeper(スパイ スウィーパー)」は米国でトップシェア誇る人気製品で、2005年11月から日本国内でも日本語版の販売を開始しています。詳細は、 www.webroot.co.jp をご参照ください。
