エミレーツ航空、ボーイング747-8F 貨物専用機10機を33億ドルで発注
エミレーツ航空
ボーイング747-8F 貨物専用機10 機を33 億ドルにて発注
~ 大型貨物専用機の追加により輸送力を強化~
エミレーツ航空(本社:アラブ首長国連邦・ドバイ、会長:シェイク・アハメッド・ビン・ザイード・アルマクトゥーム殿下、以下エミレーツ)は、7 月18 日(火)、イギリスで開催されたファーンバラ航空ショーにおいて、ボーイング747-8F 機型の貨物専用機10 機を33 億ドルにて発注しました。同機には、ゼネラル・エレクトリック社のGEnx ジェットエンジンが搭載される予定であり、今回の発注により取引される合計45 台のエンジン総額は6 億ドルを超えるものです。
※「ボーイング747-8F機のイメージ」参考画像は添付資料を参照
今回の新たな貨物機発注につき、エミレーツのシェイク・アハメッド会長は次のように述べています。「世界の航空貨物輸送は今後20 年の間、毎年6%以上成長し、輸送量が現在の3 倍以上になると予測されています。今回のボーイング747-8F 機の購入は、当社の長期成長計画には欠かせない要素であり、成長する貨物輸送市場でエミレーツが優位な立場を保ち、航空輸送のハブとして発展しているドバイの位置付けを更に強化する上で大きく貢献してくれることと期待しています。」
ボーイング民間航空機部門社長兼CEO のアラン・ムラーリー社長は、今回のエミレーツからの受注を受け次のようにコメントを寄せています。「エミレーツが当社最新鋭の貨物機747-8F を導入されることを大変嬉しく思います。同機は、これまでの貨物専用機よりも優れた経済性を達成するように設計されています。同機体は、従来の機体よりも軽く、燃費が優れており、貨物積載量が16%拡大し、トンマイル・コストも15%軽減されることから、収益性を高める貨物機として知られています。」
今回発注された10 機のボーイング747-8F 機は、2010 年から納入が開始される予定です。同機は、エミレーツの貨物輸送業務に新たな能力と柔軟性を加え、長期成長計画を支えることになります。現在エミレーツは、ボーイング社のワイドボディ型747 型機とエアバス社のA310 型機を9 機運航し、777 型機8 機を既に発注済みです。エミレーツには今後100 機以上のワイドボディ型ジェット機が納入されますが、これはおよそ300 億ドルに値します。
【エミレーツ航空について】
エミレーツは、2002 年10 月1 日より、関西国際空港・ドバイ間の直行便運航を開始。日本人を含む客室乗務員による一流のサービスと最新の機内設備で、快適な空の旅を提供している。現在94 機を保有し、平均使用年数は4 年半というエアライン業界平均を8 年以上下回る若い機齢の航空機を運航。2004 年3 月28 日からは、関空・ドバイ線を毎日運航し、2006 年6 月1 日からは名古屋・ドバイ線を運航開始。
創業は1985 年。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府が100%所有しており、これまで創業2 年目を除く全ての年度において、20%以上の増収増益を上げ続ける(3~4 年毎に倍増)。2005 年度の売上高は63 億米ドル(前年比27%増)、純利益は6 億7,400 万米ドル(前年比5.8%増)に達した。エミレーツは世界で最も利益をあげている航空会社5 社のひとつ、また、世界最大の航空会社20 社のひとつでもある。2003 年6 月のパリ・エアショーでは、民間航空史上最高額となる190 億米ドル相当の航空機71 機を発注。2005 年のドバイ・エアショーにおいてボーイング機を42 機購入。今後8 年間にわたり、エミレーツは1 ヶ月当り、1機の新型機の納入を受ける。2012 年までには保有機数が倍増する予定。
貨物部門であるエミレーツ・スカイカーゴは、2005 年度において100 万トンにおよぶ貨物を輸送し、前年度比21.5%の増加を達成。同部門の売上高は、前年度比29.2%の成長を遂げて12 億米ドルを計上し、エミレーツの営業収益の21%を占めている。
就航地は現在、ドバイを拠点に、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア、オセアニア、北米の57 カ国、84都市。2004 年6 月1 日には、中東と北米を結ぶ初めての直行便、ドバイ・ニューヨーク(JFK)間の運航を開始した。
これまでエミレーツは、世界最大の乗客アンケート調査を行う英国のスカイトラックス社より「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を連続受賞するなど、世界的に権威ある賞を様々な分野で280 以上受賞している。
■ご予約お問い合わせ先
エミレーツ航空コールセンター
TEL: 0570-001-008(全国共通番号)
■URL: www.emirates.com/jp
