みずほ情報総研、セールスフォースと提携しオンデマンド型顧客管理・営業支援サービスを提供
みずほ情報総研、金融機関に対しWEB 2.0を利用したオンデマンド型顧客管理・営業支援サービスを提供開始
―米国セールスフォース・ドットコムと業務提携―
みずほ情報総研株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小原之夫)は、このたび株式会社セールスフォース・ドットコム(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:宇陀栄次)と業務提携契約を締結し、みずほフィナンシャルグループ各社をはじめとする金融機関等に対し、オンデマンド型顧客管理・営業支援サービスの提供を開始いたしました。
近年、金融機関では、財務体質の健全化を図ることを目的として、系列を越えた業務提携・経営統合や、業務プロセスの改善、アウトソーシングサービス活用等の費用削減に積極的に取り組んでいる状況にあります。また、昨今の銀行・証券・保険の業際規制緩和による取扱商品の多様化にともない、収益体質の維持・強化が喫緊の課題であり、一人ひとりのお客さまに対して適切な金融商品・サービスを時機に応じて提供することが重要となっています。
このような背景の下、金融機関がお客様の要望にスピーディに応えていくためには、お客さまに係るプロファイル情報、取引情報などをリアルタイムに可視化、共有化し、ワン・トゥ・ワンマーケティングを実現する情報システムが求められています。
セールスフォース・ドットコム社は、新しいWEBサービス技術であるWEB2.0の技術を利用したオンデマンド・ビジネス・サービスのリーディングカンパニーです。同社のサービスは、利用企業の営業、サポート、マーケティング部門の支援や、顧客情報の共有及び一元管理を可能とします。また、利用企業は、同社のサービス提供プラットフォームの利用により、利用企業の業務要件に合わせたシステムのカスタマイズや他システムとの統合、新たなアプリケーションの構築が可能となります。同社のサービスは、そのIT 構築のスピード、柔軟性、コストパフォーマンスの高さにより広く受け入れられています。
みずほ情報総研は、オンデマンドCRMサービスで実績のあるセールスフォース・ドットコム社と連携することにより、同社が提供するオンデマンドCRM/SFAサービスと当社が持つ強みである金融関連業務に係る知見・ノウハウを融合させ、不動産売買や相続税対策、証券運用等のウェルスマネジメント業務や、信用審査や担保条件、財務状況等の審査・融資業務等、金融関連業務向けにカスタマイズした顧客管理・営業支援サービスをご提供いたします。
なお、これらのサービスは、みずほフィナンシャルグループ内におきまして、2005年11月に営業を開始した我が国初の本格的プライベートバンキングである「みずほプライベートウェルスマネジメント」や、ベンチャーキャピタルである「みずほキャピタル」等で既に利用されております。
みずほ情報総研では、今後、地域金融機関、証券、生保・損保、リース等の金融業界をはじめ、不動産業、サービス業等の一般法人のお客さまに対して、それぞれの業界に適した顧客管理・営業支援サービスをご提供するほか、これまで培ってきた人事管理・給与計算業務や決済業務、財務会計業務などのバックオフィス業務を支える情報システムをお客様のニーズに応じて組み合わせ、オンデマンドサービスとして展開する予定です。
セールスフォース・ドットコムでは、金融大手のみずほフィナンシャルグループのIT中核会社であるみずほ情報総研から、その利便性とセキュリティの高さを評価されたことを受け、金融業界におけるユーザ数の拡大を図ることをはじめとし、今後、さらに幅広い業界への展開を目指します。
CRM/SFA※ :Customer Relationship Management/Sales Force Automation
【セールスフォース・ドットコムについて】
セールスフォース・ドットコムは、オンデマンド・ビジネス・サービスの市場およびテクノロジーのリーディングカンパニーです。同社のオンデマンドCRMアプリケーションである「Salesforce(セールスフォース)」は、顧客企業の営業、サポート、マーケティング部門の支援やパートナー情報のオンデマンドによる情報共有および一元管理を可能にします。また、顧客およびパートナー企業は、同社のオンデマンド・プラットフォーム「AppExchange(アップエクスチェンジ)」を活用することにより、自社の業務要件に合わせた「Salesforce」のカスタマイズやインテグレーションはもちろん、新たなアプリケーションの構築が可能となります。
さらに、新たに作成したオンデマンド・アプリケーションは、 www.salesforce.com/jp/appexchange 上で共有・販売することができます。さらに、顧客がサービスを最大限有効に活用できるよう、トレーニング、サポート、コンサルティング、ベストプラクティスといった導入支援のためのサービス「Successforce(サクセスフォース)」も提供しています。
2006年4月30日現在、世界22,700社、444,000ユーザに利用されています。同社サービスは、米国ではサントラスト銀行などの金融機関をはじめとする、政府系機関、保険業界などで幅広く利用されています。また、日本では、損保ジャパンDC証券株式会社、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、日清フーズ株式会社(敬称略、順不同)などで利用されています。
本リリースおよび他のリリースや発表などで言及している今後提供予定のサービスや機能は、現在のところ利用できません。サービスおよび機能の提供開始日は事前の予告なく延期または中止される可能性があります。セールスフォース・ドットコムのアプリケーションを購入する場合は、現在利用可能な機能を基に、購入の意思決定を行うものとします。セールスフォース・ドットコムは、本社をサンフランシスコに置き、ヨーロッパならびにアジアでも事業を展開しています。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーシンボルCRMで取引されています。詳しい情報は、 http://www.salesforce.com/jp/ をご覧ください。
