インターナップ、大阪市内にP-NAPを設置しインターネット接続サービスを提供
インターナップ・ジャパン、大阪P-NAPのサービスを開始
~関西圏へ高品質なインターネット接続サービスを提供~
企業や官公庁向けに高信頼・高品質なインターネット接続サービスを提供するインターナップ・ジャパン株式会社(以下:インターナップ、本社 東京都千代田区 代表執行役CEO 吉田光男)(*1)は、新たに大阪市内においてP-NAP(以下:大阪P-NAP)を設置し、サービスの提供を開始し、合わせて営業拠点を開設いたしました。
インターナップは、固有のインターネットアクセスポイントであるP-NAP(*2)において、独自のインテリジェント・ルーティング(*3)機能を用い、インターネット上の混雑や障害を避けて顧客のデータを送信することで、他に類のない高品質なインターネット接続を実現してまいりました。P-NAPはこれまで東京の他、全米各地、ロンドン、香港、シンガポール、シドニーに設置されており、各国における事業の基盤ネットワークとしてその高い信頼性と安定性を高くご評価いただいており、昨年来、関西圏の企業等からも多くのお問い合わせを頂戴しておりました。
大阪P-NAPは、他のP-NAPと同様に複数のインターネットサービスプロバイダとキャリア冗長によりトランジット接続(*4)しており、インテリジェント・ルーティングにより、それぞれのプロバイダが提供するインターネットバックボーンの接続ルートから最適なパスを選択するため、高い信頼性と安定した品質のインターネット接続サービスを提供いたします。
サービスの提供方法につきましては、お客様の事業所や利用されているデータセンター等のネットワークへアクセス回線を通じてP-NAPと接続するリモート接続サービス、およびP-NAPの設置されているデータセンターにお客様のサーバー等をハウジングしていただき、クロスコネクトにてP-NAPと接続するコロケーションサービスがあります。
今般の大阪における展開にあたり、大阪府の企業誘致施策により多大なるご協力をいただき、大阪府立インターネットデータセンター(eおおさかiDC)(*5)にP-NAPを設置いたしました。同データセンターの充実したハウジングサービスをP-NAP接続と合わせて提供してまいります。また、eおおさかiDCでは、NTT、ケイ・オプティコム、KVH、グローバルアクセス等の多くのアクセス回線キャリアの利用が可能で、リモート接続サービスの場合、お客様のロケーション等の条件に合わせて、リーズナブルなソリューションが可能となります。
また、インターナップの大阪における営業拠点の開設により、これまで以上に、きめ細かく大阪をはじめ関西圏のお客様のお問い合わせに対応させていただきます。
今後インターナップは、これまで以上に広くインターネット接続環境の向上に寄与するとともに、東京にサーバーを設置する企業等のディザスタリカバリサイトとしての大阪P-NAPのご利用についても、積極的に提案していまいります。
(*1) インターナップ・ジャパン
平成13年4月10日に、インターナップ・ネットワークサービス社(51%)、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(40%)、日本電信電話株式会社(9%)の共同出資により設立された合弁会社です。オンライントレーディング、コンテンツデリバリ事業者、企業ネットワーク向けに、独自のインテリジェント・ルーティング(最適経路選択)技術を活かした高速・高品質インターネットサービスを提供しています。
(*2) P-NAP
Private Network Access Pointの略。 インターナップが提供するサービスのアクセスポイント。ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなどの米国主要拠点を始めとして、東京、ロンドン、シンガポール、香港、シドニーなど世界主要都市に設置されています。
(*3) インテリジェント・ルーティング(最適経路選択)技術
インターナップ独自のルーティング・ソフトウエアにより、複数のインターネットバックボーンから、目的アドレスへの最適パスを検索・決定し、データ送信を行います。インターナップが開発したインテリジェント・ルーティング技術は、米国で特許を取得しています。
(*4)トランジット接続
ISP等が他のISP等と接続を行う際、インターネット上の全てのネットワークへの接続ルート(フルルート)を提供する接続で、通常は、品質保証契約が締結されます。これに対し、ピアリングは2つのISP等間のトラヒックのみを相互に交換する接続で、通常、品質の保証はありません。
なお、大阪P-NAPは、現在、NTTコミュニケーションズ、KDDI、ケイ・オプティコム、アジアネットコムそれぞれのネットワークにトランジット接続しています。
(*5)大阪府立インターネットデータセンター(eおおさかiDC)
2003年に大阪府が、都道府県として初めて開設したインターネットデータセンター。IPV6に対応した最新鋭の設備と、ICカード等による万全のセキュリティ環境、震度7級の地震にも耐えうる高耐震性能を備えている。現在は、NTTデータやNTT西日本などの出資により設立された (株) 大阪エクセレント・アイ・ディ・シーが指定管理者として運営管理を行っている。
