アジレント、ワイヤレスシステム向けRFハードウェア測定ソリューションを発表
アジレントが、ワイヤレスシステムのテスト向けに
Connected Solutions Workbenchを発表
新たなプラットフォームにより、無線ネットワークや携帯電話関連製品向けに、
より簡単で完全なRFハードウェア測定ソリューションを提供
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、無線ネットワークおよび携帯電話関連システム向けに、簡単かつ完全なシステムレベル・テストを可能にする新プラットフォームを発表します。今回発表の「Connected Solutions Workbench」はハードウェアのプロトタイプで、EVM(Error Vector Magnitude)、相補累積分布関数(CCDF)、ビットエラーレート(BER)などのRFハードウェア測定を可能にするものです。
アジレントのEEsof EDAディビジョンのジェネラルマネージャであるJim McGillivaryは次のように語っています。
「設計チームが、シミュレーションから、プロトタイプ製作やパーツテストに移行する際、複雑なテスト構築やカスタムテスト信号やデータプロセッシングの開発を不要にすることで、『Connected Solutions Workbench』は設計サイクル全体を短縮することができます。このユニークなテスト機能はどのEDAおよび計測器メーカでも実現できていなかったもので、このソリューションをテスト導入いただいたお客様からのフィードバックも非常に好意的でした。」
従来、テストシステムはアジレントのEDAソフトウェア「Advanced Design System(ADS)」と測定器を使って構成されていました。このシステムを構築するためには、ワイヤレスシステムおよびEDAソフトウェア双方について、深い知識が必要でした。「Connected Solutions Workbench」は、測定対象のワイヤレスシステムの細部についての理解、EDAソフトウェアの知識、プログラミング・スキルなしに測定が行なえるよう、使いやすい、あらかじめ用意されたセットアップという形で提供します。
「Agilent Connected Solutions Workbench」には、Mobile WiMax、IEEE 802.11a/b/g(無線LAN)、UltraWideband、3GPP携帯電話などの無線規格に対応した、あらかじめ用意されたセットアップが含まれています。対応していない通信規格を使ったカスタムテストの場合、研究開発エンジニアがADSでカスタムセットアップを作成、「Connected Solutions Workbench」にエクスポートして、テストエンジニアと共有することで、一般的なラボ環境において、製造段階に入る前のプロトタイプのパフォーマンスを評価することが可能となります。
「Connected Solutions Workbench」はPC環境で独立して動作し、プログラミング言語や時代遅れの計測器制御コマンドなどの知識なしに、信号生成、パラメータ掃引、信号リカバリ、信号測定およびデータハンドリングのテストや実行を自動化するための高度な機能を提供します。
Agilent ADSは、フロントエンドからバックエンドにおよぶシミュレーション兼レイアウトツールであり、統合されたフローでのRFおよびマイクロ波IC設計用の計測器リンクを提供します
Connected Solutions Workbenchについての詳細は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.com/find/eesof
販売方針
*目標市場:無線ネットワークおよび携帯電話関連システムの開発部門向け
*販売価格(発表日時点での参考価格です): 約240万円から
*販売開始日: 本日
*出荷開始予定日: 2006年8月
お客様からのお問い合わせ先:
計測お客様窓口 電話:0120-421-345
アジレント・テクノロジーについて
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2005年度、51億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
