日経リサーチ、デジタル製品のブランド力調査結果を発表
~デジタル製品のブランド力調査~
日経リサーチ デジタルブランド総合調査の結果
株式会社日経リサーチは、16~69歳の日経リサーチ・インターネットモニターを対象に日本を代表する160のデジタル製品に特化したブランド力調査を実施した。この調査では「各ブランドの利用時に得られると思う経験や体験の魅力」を指数化し、各ブランドの『経験価値指数』を算出した。その結果「iPod」が首位を獲得。デザインや利用時の楽しさ、心地よさといった感性的な価値が消費者のこころをつかんでいる。
■経験価値指数 1位は「iPod」
携帯型音楽プレーヤーの代名詞とも言えるほど高いシェアを持つ「iPod」が経験価値ランキングで1位を獲得。「iPod」の強みは、「デザインセンスが自分の好みに合う」など感性評価の高さにある。別途質問した魅力度評価では商品本体だけでなく、アクセサリーが評価されており、デザイン・コーディネートの魅力が価値の源泉といえる。
一方「iPod」の競合商品である「SONY WALKMAN」は15位。他の携帯型音楽プレーヤーに比べると高い結果ではあるが、経験価値の構成要素である「プレゼンス(存在感)」で「WALKMAN」は「iPod」に差をつけられている。
■高機能家電に高い評価
2位は、ヒット商品となった 「SHARPヘルシオ」。「贅沢な気分が味わえる」「他社との違いが実感できる」といった点が評価された。「National ななめドラム」「National お掃除ロボットエアコン」など他の白物家電も上位にあり、近年ヒット商品の多い高機能家電は、利便性だけではなく、利用時の心地よさや贅沢感が評価されている。
3位はSHARPのテレビ「AQUOS」。「AQUOS」はテレビ以外にも、DVD・HDレコーダーのブランドとしても上位に入った。また、CanonのIXYもデジカメとデジタルビデオカメラの両カテゴリーが20位内にランクインしており、ブランドエクステンションの成功事例と言える。携帯電話端末のブランドとして、話題となった「ウォークマンケータイ」は、発売間もないこともあり、31位にとどまった。
以下、4位が「SONY ハンディカム」、5位「ニンテンドーDS/DS Lite」、6位「Canon PIXUS」と続く。ビデオカメラのジャンルでは、「SONY ハンディカム」が他ブランドを引き離している。「ニンテンドーDS/DS Lite」と「PSP」対決では、「ニンテンドーDS/DS Lite」が幅広い年代層で支持を集め、上位に。プリンターの「Canon PIXUS」と「EPSON カラリオ」の2強対決では、「Canon PIXUS」に軍配があがった。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。
