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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.21.Fri
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2007'01.22.Mon

米IBM、AMDプロセッサーを搭載した画期的なx86サーバーを提供

システム全体で消費電力効率を追求する新技術“Cool Blue”
AMD(TM)プロセッサーを搭載した画期的なx86サーバーを提供

[米国ニューヨーク州アーモンク 2006年8月1日(現地時間)発]


 IBM(R)(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は1日(現地時間)、ニューヨークで開かれた記者会見で、より豊富な選択肢を求めるお客様のご要望にお応えし、Advanced Micro Devices(本社:米国カリフォルニア州サニーベール、会長兼CEO:ヘクター・ルイズ、NYSE:AMD、以下AMD)のOpteron(TM)プロセッサーを搭載したx86サーバー、ならびに今日のデータセンターの劇的な変革を推進しているブレード・サーバーのラインナップを拡大することを発表しました。これらの新しいラインナップは、システム全体で消費電力効率を追求したイノベーション・ポートフォリオ「CoolBlue」を採用し、高性能かつエネルギー効率の良いIT環境を求めるお客様のご要望にお応えします。

 IBMのx86サーバーならびにブレード・サーバーの5つの新製品は、AMDの次世代Opteronプロセッサーを搭載しており、科学技術計算などに代表される高速処理を、BI(ビジネス・インテリジェンス)やERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)など、一般的な業務においても活用する、「ビジネス・パフォーマンス・コンピューティング」に適しています。

 これらの新製品は、ハイパフォーマンス・コンピューティングを対象とし、IBMが2003年8月に初めて市場へ投入したAMDプロセッサー搭載のx86サーバーならびにブレード・サーバーの製品ラインナップに加わります。これらは現行モデルの同等機種に比べ、処理能力が21%向上しています(注1)。

 本日発表のx86サーバーならびにブレード・サーバーは、IBMのメインフレーム技術で培われたハイエンド・サーバー向けの技術にもとづく「Enterprise XArchitecture(R)」の採用によるイノベーションで、「ビジネス・パフォーマンス・コンピューティング」を最適化します。本日発表の製品は、以下の重要なイノベーションを含んでいます。

・今回発表した、業界初の「スナップイン」を採用したスケーラブルなブレード・サーバーは、お客様が2ソケットの追加AMDプロセッサーベースのブレード・サーバーを、最初のブレード・サーバーにスナップ方式で装着するだけで、事実上2台のブレードが1台として稼動できます。AMDが開発した相互接続テクノロジー「HyperTransport ((TM))」を採用することで、お客様は“pay-as-you-grow(ビジネスの成長に応じた拡張)”により、2ソケットのブレード・サーバーのキャパシティーを倍増させることができます。この創造的なIBMのソリューションにより、お客様はシステムへの初期投資を無駄にする事なく、必要に応じてシステムを拡張する事が可能となります。

・新たな技術革新を成し遂げた、現在特許出願中の機能「IBM Xcelerated MemoryTechnology」は、数々のボトルネックを排除し、市場のトップ・ベンダー製品より15%高速なメモリーへのアクセスを実現しました。「Xcelerated MemoryTechnology」の導入により、ビジネスに不可欠かつ一刻を争うような処理を実行する際、さらに高速かつ正確にデータへアクセスできるようになります。

 IBMは、AMD Opteronプロセッサー採用の新しいx86サーバーラインナップを投入することで、ブレード・サーバーからラックマウント型まで、業界をリードするx86サーバーという武器を最も幅広く取り揃えた世界ナンバーワンのサーバー・ベンダーとして、市場での自社の地位がより強化されると考えています。IDCによれば、IBMはすでに、重要なブレード・サーバー分野で40%の市場シェアを占めて優位に立っているほか、スケーラブル・サーバー分野でも、IBMのX3テクノロジーを原動力として、業界をリードする39%の市場シェアを獲得しています(注2)。

 IBMのシステムズ・アンド・テクノロジー・グループのシニア・バイス・プレジデント兼グループ・エグゼクティブであるビル・ザイトラー(Bill Zeitler)は次のように語っています。「IBMは引き続き、業界標準のコンポーネントを基盤としたシステム・イノベーションを提供し、データセンター運用とビジネス効率性の向上を実現していきます。x86サーバーの製品ラインアップを継続的に拡張していくことで、IBMは重要なx86サーバー分野での地位を充分に生かすことができます。この分野でIBMは、すでに他のトップ・ベンダーの2倍から3倍の速さで、市場シェアを拡大しつつあります。(注3)」

 また、AMDの会長兼CEOであるヘクター・ルイズ(Hector Ruiz)は次のように語っています。「今日の発表は、お客様のご要望に応え、革新的なソリューションを提供することに注力するIBMとの協業において、かつてないほど画期的なものです。IBMとAMDは、研究開発から製品開発、製品のイノベーションにいたるまでの強固な関係性を構築しており、オープンな業界標準アプローチを通じて無類のエンタープライズ・ソリューションをお客様に提供するために、協力し続けます。」


 電源効率管理に有効な“Cool Blue”イノベーション

 本日IBMは、サーバーの消費電力・冷却状況の管理技術である、IBMのイノベーション・ポートフォリオ「Cool Blue」を発表します。IBMは、CFOでいえば企業のキャッシュフローを管理する洞察力にも類似する能力、すなわちビジネス上の期待を満たすべく消費電力の計画、監視、調整をより正確に実行できるツールをCIOに提供して、電力使用を劇的に改善し、エネルギー・コストの削減を可能にする、数々のテクノロジーの実現に力を注いでいます。

 米国のIT調査・コンサルティング会社、Robert Frances GroupのCOO兼リサーチ・オペレーション・ディレクターであるジェラルド・マーフィ(Jerald Murphy)は次のように語っています。「データセンターの年間総コストの25-40%は、動力、冷却、電力が占めています。IT担当役員は、データセンターの電気使用効率が長期にわたって及ぼす影響に敏感になっています。電源効率の改善や電力費用の劇的な削減を可能にする技術動向に敏感な企業は、競争力のある大きなアドバンテージを持つでしょう。」

 IBMのイノベーション・ポートフォリオである「Cool Blue」には、業界標準のコンピューティング環境に合わせた広範囲のハードウェアおよびシステムの管理ツールが含まれており、お客様はシステム、ラック、データセンターの各レベルによるイ
ンフラの消費電力、管理、冷却をより効果的に最適化できます。

 IBMのx86サーバーであるSystem x(TM)ならびにBladeCenter(R)担当のゼネラル・マネージャー、スーザン・ホイットニー(Susan Whitney)は次のように述べています。「電源効率はこの数年の間に、多くの大手IT企業の役員にとって、最大の問題になるでしょう。IBMは、メインフレームの冷却技術にもとづく革新的な考えから1ワット当たりの電気消費量が最小で稼動する業界最速のコンピューター「BlueGene(R)」にいたるまで、過去40年間にわたり電源効率化のためのイノベーションを技術業界でリードしてきました。」

 「Cool Blue」ポートフォリオの主要技術は以下の通りです。

・業界初の画期的ソフトウェア・テクノロジーである「IBM PowerExecutive(TM)」は、IBMのx86サーバーならびにブレード・サーバーで、無料で使用できるソフトウェアを用いて実際の消費電力および熱放出を「測定する」することができ、加えて1台または複数台のサーバーが任意の時間内に消費する電力量の上限を、お客様で定めることができます。将来的には「PowerExecutive」により、お客様がサーバー群全体における電力ポリシーを策定し、過去の履歴に基づいてエネルギー・リソースを動的に再分配できるようになります。

・IBMは本日、業界初の熱分析装置によってデータセンターにおける温熱関連の問題を特定して自動的に修正する「IBM Thermal Diagnostics」の実演を、ニューヨークにて関係者向けに行いました。「IBM Thermal Diagnostics」は、データセンターの熱放出の監視、および温度が急上昇する前に根本的な原因(例:機器の前に山積みされた箱、あるいはエアコンの故障など)を突き止めるのに必要となる、高度なセキュリティー機能を提供します。「IBM Thermal Diagnostics」テクノロジーは、定期的にデータセンターの機器をスキャンして、設置機器とその稼動状況、および温度状況を収集します。そしてソフトウェアが機器の仮想モデルを構築し「最も可能性の高いシナリオ」を策定、温熱に関連した問題を自動的に診断し
て、「PowerExecutive」、「IBM Director」、およびサービス・プロセッサーを起動させ、熱関連の問題に迅速かつ効果的に対応します。

・「IBM Director」ならびに「IBM Virtualization Engine(TM)」は、サーバー統合や仮想化機能を利用した複数台サーバーのシステムで、電源利用の削減を可能にします。複数台サーバーにまたがるITリソースを共有、管理、最適化することで、仮想化されたシステムで経済効率やIT資産の運用を改善し、電源利用率を40%以上削減することができます(注4)。

 IBM BladeCenterのユーザーである、一般の携帯端末加入者向けに次世代のモバイル・メッセージング機能やデータ・アプリケーションを提供する世界的企業IrisWireless社は、IBM BladeCenterで、世界の530のワイヤレスキャリアへの接続、180万の携帯端末加入者向けへのサービスを提供しています。

 Iris Wireless社のCEOであるピーター・リンフレット(Peter Rinfret)は次のように語っています。「電気使用料は今、私の中で最大の問題です。Iris Wireless社のデータセンターは、3ヶ月前に電源容量の限界まで達し、電力会社からの追加電源の供給を待っている状態です。私たちは今、所有するシステム資源の電源使用を最大限にし、将来的にデータセンターで必要になる電源使用量の伸びの予測にもとづく計画策定のために、「IBM PowerExecutive」の導入を検討しています。」


IBM System xおよびBladeCenter新製品の詳細

 BladeCenter LS41-大規模システム向けの拡張性に富んだ2-4wayのブレード・サーバーです。ERP、データマート、データウェアハウス、SQLデータベース、およびHPCクラスターに最適です。
 BladeCenter LS21-大規模システム向けの拡張性のある2wayのブレード・サーバーで、パフォーマンス・コンピューティング向けに最適化されています。金融サービス業界、科学分野、ハイパフォーマンス・コンピューティング、SQLデータベースに最適です。
 System x3755-中規模市場および大企業のお客様向けで、気象シミュレーションや衝突試験分析など、科学分野のコンピューティングに最適です。
 System x3655-ビジネス・パフォーマンス・サーバーとして、データベース/ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)、BI(ビジネス・インテリジェンス)、IPTVおよびビデオ・オンデマンドのアプリケーションに最適です。
 System x3455-ハイパフォーマンス・コンピューティングの計算ノードとして、科学技術コンピューティング、データベース、Linux(R)クラスターに最適です。

 以上の製品の出荷開始日および価格は、2006年第3四半期に行われるAMDの次世代Opteronプロセッサーの出荷の際に発表いたします(注5)。

IBMの詳細は、 http://www.ibm.comをご覧ください。
AMDの詳細は、 http://www.amd.comをご覧ください。


(注1)ハイパフォーマンス・コンピューティングでの集中負荷環境での実証のために、IBMの研究所にてIBM製品を用いて測定した製品浮動小数計算による。
(注2)IDC Worldwide Quarterly Server Tracker,May 2006より。
(注3)Gartner Worldwide Server Marketshare,first quarter 2006より。
(注4)IBM内部の調査による。
(注5)IBMの現時点での意向を表明するもので、今後のビジネス環境により変更または中止することがあります。


以上


 IBM、System x、Blade Center、XArchitecture、BlueGene、PowerExecutive、Virtualization Engineは、IBMCorporationの商標または登録商標。
 AMD、Opteronは、Advanced Micro Devices,Inc.の商標または登録商標。
 HyperTransportはHyperTransport Technology Consortiumの商標または登録商標。
 Linuxは、Linus Torvalds氏の米国またはその他の国、あるいはその両方における商標。
 その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。


<お問い合わせ先>
 お客様:ダイヤルIBM Tel: 0120-04-1992

<ホームページ>
日本IBMトップページ: http://www.ibm.com/jp/

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