日本トリム、東南アジア(インドネシア)でボトリングビジネスに参入
東南アジア(インドネシア)でのボトリングビジネス参入に関するお知らせ
当社はこの度、インドネシアの最大手企業グループであるシナルマス社と、インドネシアにおけるボトリングビジネスに参入する事で合意しましたので、お知らせ致します。
シナルマスグループの金融部門持株会社である、PT SINAR MAS MULTIARTHA Tbk(ジャカルタ証券取引所上場)の子会社、PT SUPER WAHANA TEHNOへ当社が資本参加することにより、共同で事業を開始する予定です。
記
1.当社出資後の概要
(1)社名(予定):PT SUPER WAHANA TEHNO TRIM SOUTH EAST ASIA
(2)事業内容:Ionized water ボトルの製造及び販売。
(株)日本トリム製 家庭用整水器の販売。
(3)本社所在地:JI.Lombok No.71 Menteng-Jakarta 10350
Tel:(021)392 1232 / Fax:(021)319 05938
(4)資本金:US$ 2,000,000 -
(5)出資比率:PT SINAR MAS MULTIARTHA Tbk 66%
:株式会社日本トリム 34%※
※3年以内51%までの増資オプションを保有。
(6)役員構成:シナルマスグループ 3名(CEO含む)
日本トリム 2名(副社長含む)
(7)工場所在地:Bogor, Pancawati ※Jakartaより約30miles。
(6月完成済) 敷地面積:約3ヘクタール。
(8)事業開始予定:現在、試験生産を開始中。9月の本販売を目指す。
(9)販売ルート
インドネシア国内:シナルマスグループの販売網を活用し、
インドネシア全土において販売を行う。
輸出 :シンガポール、マレーシア、オーストラリア等、
東南アジア近隣諸国及び日本等への輸出も行う予定。
(10)事業規模:初年度/生産本数約10百万本。
3年目で売上高約10億円以上を見込む。
2.インドネシアにおけるボトリング市場の状況。
インドネシアは人口約2.4億人(世界第4位)の人口大国。
ミネラルウォーターのマーケットは世界的には年率10%程度の高い伸びを示しており、同国においてもこれを上回る年率20%以上と、急速に伸びており、現在消費量においては中国に次ぐ、アジア第2位となっている。
このようなマーケット環境から業界へは世界的な大手メーカーも参入しており、今後の事業基盤も良好と見込める。
3.(株)日本トリムの概要。
株式会社日本トリムは1982年設立、2000年にJasdaq、2003年に東証2部、2004年に東証1部へ株式を上場。水を電気分解し、陰極側に得られる電解水の研究開発及び製品販売を行っている。
この電解水の技術は、日本で生まれた日本発のビジネスであり、現在は飲用分野での健康増進効果に対する研究が進んでいる。
当社はさらに、人工透析(医療)へ応用するなど、多方面への用途活用を行い、これらで得られた成果をベースに、日本国内はもとより、今後海外への進出も積極的に行う予定。
4.シナルマスグループの概要。
シナルマスグループは、インドネシア最大のビジネスグループの一つであり、「製紙・紙パルプ」「農業、食品」「不動産」「金融サービス」の4つのコアビジネスを展開している。
同グループは、1970年代より積極的に一般消費財マーケットに進出しており、食用油ブランドである「フィルマ」など、多くのトップブランドを持っている。
Super Wahana Tehno社は、銀行・保険・証券そしてIT関連会社等を運営する、Sinar Mas Multiartha社の投資・金融部門の子会社である。
シナルマスグループは、健康飲料としての、「電解水」のボトリング事業により、食品・飲料分野でのラインナップの強化を期待している。
以上