NTT-AT、マルチキャスト通信用ミドルウェア「MediaSpark」のパッケージ製品を発売
高信頼化、低コスト化を図ったマルチキャスト通信用ミドルウェア「MediaSpark」をパッケージ化、8月より販売を開始
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:石川 宏 (いしかわ ひろし))は、ブロードバンド回線を利用して、大容量ファイルを一斉に複数の特定クライアントに、高信頼かつ経済的に配信するマルチキャスト通信用ミドルウェア「MediaSpark」をIPv6化し、衛星回線に加えてNTT地域会社の提供するフレッツ網を利用したマルチキャスト通信を可能としました。また、クライアント・サーバ型の分かりやすいインタフェースのパッケージ製品として2006年8月10日(木)よりご提供を開始します。
背景
ADSLおよび光回線の急速な普及により、企業や一般家庭でもネットワークの高速化・大容量化が進み、誰もが低コストでブロードバンド網を活かしたサービスを気軽に利用できる環境が整いつつあります。また、NGN(次世代ネットワーク)構想に基づいたネットワークの整備が進められており、次世代IPv6サービス開始など、先進のブロードバンド基盤の整備も着々と行われています。
そのような状況下でNTT-ATは、NTTグループにおける数々のマルチキャスト製品の試作に携わり、技術やノウハウの蓄積を図り、「MediaSpark」の製品化を推し進めてきました。
この度、IPv6化およびクライアント・サーバ型の分かりやすいインタフェースの導入、Linux/Windowsのサポート、大規模マルチキャスト通信の実現等の改良を加え、最新のブロードバンド/IT環境への適用性を高め、信頼性、経済性を向上させました。
提供するサービスの概要
「MediaSpark」は、紛失パケットの再送制御、誤り訂正制御等通信における種々の高信頼化技術を搭載しており、動画および音声のみならずプログラム、ビジネスデータ等の大容量ファイルを多数のクライアントへ一斉に高信頼配信します。また、「MediaSpark」では、衛星回線やマルチキャスト用専用回線はもちろん、低廉なフレッツ網等のベストエフォート型ブロードバンド回線の利用も可能で、サーバ負荷、通信トラヒック量を最小限に抑え、経済的な高信頼のファイル配信を実現できます。
さらに、高信頼のマルチキャスト通信を必要とする各種システムは、「MediaSpark」の導入により、短期間で経済的に構築することができます。
※特長など詳細は添付資料参照
※ 本ページに記載されております製品、サービス名または固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
<お問い合わせ>
http://www.ntt-at.co.jp/cgi-bin/inquiry-form.pl?ownurl=news/2006/release36.html