シャープ、3つの映像・コンテンツを同時表示する「トリプルビュー液晶」を開発
視野角制御型液晶のバリエーションを拡充
業界初※3つの映像・コンテンツを同時表示する
『トリプルビュー液晶』を開発
シャープとシャープヨーロッパ研究所は、液晶ディスプレイの視野角を制御することで、左・右・中央と3方向に異なる情報やコンテンツを同時表示する「トリプルビュー液晶」を開発しました。
当社はこれまで、液晶ディスプレイのコントラストや視野角など表示性能の向上とともに、テレビやノートパソコン、携帯電話など新しい デジタル家電市場の開拓に努めてまいりました。そして昨年には、世界で初めて視野角制御型液晶ディスプレイ「デュアルビュー液晶」と「ベールビュー液晶」を開発、実用化し、カーナビゲーションや携帯電話などへの搭載により、新しいライフスタイルや需要の創出に貢献してきました。
今回、新たに開発した「トリプルビュー液晶」は、この視野角制御技術をさらに進化させ、一般的なTFT液晶ディスプレイ上に設けた「視差バリア」に独自の工夫を施すことで、左・右・中央の3方向に光を分離し、1つの画面に3つの異なるコンテンツを表示することが可能となりました。
たとえば、ワンボックスカーのような多人数で乗る自動車内では、運転者はナビゲーション画面で目的地への行き方を確認し、助手席ではドライブ情報画面で観光スポットやグルメスポットを検索、そして後部座席からはDVDの映像を楽しむなど、フル画面サイズで“一台三役”をこなすことが可能です。
また、看板などの用途で使用するときは、通行者の進行方向により、異なる3つの店舗情報を提供することができます。
シャープは『液晶のリーディングメーカー』として、こうしたユーザーニーズにあわせて視野角をえらべる「視野角制御型液晶」のバリエーションを拡充するなど、今後も液晶ディスプレイの新たな用途を積極的に提案してまいります。
※ 2006年9月27日現在
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