ゼンテック、東芝と日本標準規格地上デジタル放送受信用の統合ソリューションを提供
ゼンテック社製日本地上デジタル標準規格(ARIB)受信ソフトウェアを東芝製デジタルテレビ用LSIに実装
-ゼンテック、東芝が共同で、日本標準規格地上デジタル放送受信用の統合ソリューションを提供-
株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷省三、以下、「ゼンテック」)は、株式会社東芝(以下、「東芝」)と共同で、ゼンテックの開発した日本向け地上デジタル放送受信用標準規格(ARIB)ソフトウェア(商品名、MediaStack-ARIB(TM)、MediaStack-BML(TM))を東芝のデジタルテレビ用LSI(商品名、TC81240ATBG)上に実装し、地上デジタル放送受信用の統合ソリューションとして、デジタルTVセットメーカへの販売・提供を開始しました。デジタルTVセットメーカは、この統合ソリューションを使用する事により開発・製造工程を大幅に短縮する事が可能になります。今後、両社は共同で、日本メーカに加え海外のメーカに対しても積極的にマーケティング活動をおこなってまいります。
ゼンテックの開発した日本地上デジタル標準規格(ARIB)対応のソフトウェアは、デジタルTVに必要不可欠なコア技術であり、ゼンテックは、セットメーカより、開発・インテグレーション収入に加え、出荷台数毎のロイヤリティ収入(セット1台毎のライセンス料)を見込んでいます。
ゼンテックのMediaStack-ARIB(TM)、MediaStack-BML(TM)は、最新のARIB標準規格BML3.0をフル実装、ARIB STD-B-24に完全準拠しています。東芝のTC81240ATBGは、デジタルテレビ用LSIの主力商品として、既に数多くのデジタル放送対応の液晶TV、プラズマTV、セットトップボックスに採用されています。この両社の技術を組み合わせた統合ソリューションを使用する事により、今まで国外メーカや後発メーカにとって開発が困難とされてきた日本向け地上デジタルTVの商品化が極めて容易になり、今後新規セットメーカの市場参入・新商品の開発が促進される事が期待できます。
ゼンテックは、この統合ソリューションを、国内最大規模のIT&エレクトロニクス関連展示会であるCEATEC JAPAN 2006(シーテックジャパン2006:10月3日~7日、幕張メッセ)の当社ブース(ブース番号:2A-73)において展示、実演致します。
ゼンテックは、セットメーカの開発効率向上へのニーズに応えるべく、東芝をはじめ有力半導体メーカと連携し、デジタルTV向けチップセットにゼンテック製のソフトウェアを標準搭載しパッケージ化したソリューションを提供するビジネスを強力に推進して参ります。
ゼンテックは、世界各国のデジタルTVソフトのワンストップ・ソリューション・プロバイダーとして、デジタルTV・STBに必要不可欠なコア技術である種々のデジタルTV放送標準規格(欧州アジア向けDVB-MHP、米国向けATSC/PSIP、CableCARD、EIA708B、OCAP、日本向けARIBおよびARIB-J)に対応したソフトウェアを、世界各地の大手家電メーカや半導体メーカにライセンス提供しております。
株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパンについて
1997年に創業者である社長大谷省三により、世界のソフトウェア技術の頂点にある米国シリコンバレーに設立されたゼンテック・テクノロジー・インク(現在は連結子会社)を母体とし、2000年2月に本邦に設立されました。
既にデジタルTVおよびSTB向け世界各国の標準規格「MediaStackTMシリーズ」や、Java搭載携帯電話向けの統合開発環境「JADETMシリーズ」、携帯電話などの組込み機器上で動くJavaベースのウェブブラウザ、デジタル家電向けビジュアル・オーサリングツールの「Zentek MediaMasterTM」などを提供しており、デジタル情報家電分野での高度な専門知識を活用し、最先端ソフトウェアの開発・サポート・ライセンス、およびデジタル家電・携帯電話事業に必要不可欠なQA(QualityAssurance:品質保証)事業などの画期的な情報家電技術ソリューションを包括的に、日・米・シンガポールの拠点より世界に向けて提供し、ユビキタス社会の実現に貢献する事を使命としています。
さらに詳しい情報につきましては、http://www.zentek.co.jp/をご参照ください。
※記載された社名および製品名は各社の登録商標もしくは商標です。