リニアテクノロジー、低入力電圧で動作する同期整流式降圧スイッチング・コントローラーを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC3836」を販売開始
2.75Vの入力で動作するデュアル出力、2フェーズ、No RSENSE(TM)
同期整流式コントローラ
2006年10月17日-リニアテクノロジーは、デュアル出力、2フェーズ、低入力電圧、電流モード同期整流式降圧スイッチング・コントローラ「LTC3836」を販売開始しました。LTC3836は28ピンSSOPまたは28ピン4mm×5mm QFNパッケージで供給され、動作温度範囲は-40℃~85℃です。1,000個時の参考単価は344円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC3836は2.75V~4.5Vの入力電圧で動作し、3.3V、1セル・リチウムイオン、複数セル・アルカリまたはNiMH入力電源に最適です。2つの独立した0.6Vという低い出力電圧を生成可能で、最新世代の低電圧DSPやマイクロコントローラに電力を供給することができます。
LTC3836は、NチャネルMOSFETをドライブするハイサイドおよびローサイド同期整流器ドライバを内蔵した、2つの同期整流式降圧レギュレータ・コントローラで構成されています。このデバイスは最大95%のデューティサイクルで動作可能なので、電圧損失を低く抑え、バッテリ駆動システムの動作時間を延ばします。位相を180°ずらしてコントローラを動作させることによって入力リップル電流を最小限に抑えるので、EMIを低減し、必要な入力容量を最小にします。
また、電流制限と過負荷保護を行うためにハイサイドMOSFET電流センス・アーキテクチャを採用しているため、センス抵抗が不要で、効率が向上します。
スイッチング周波数は最大750kHzまでプログラム可能なので、小型の表面実装インダクタを使用できます。ノイズに敏感なアプリケーションに対応するために、最大850kHzまで外部同期可能です。さらに、LTC3836は軽負荷で高効率を達成できるパルススキップ動作に設定可能で、パワーアップおよびパワーダウン時に出力電圧を制御できるトラッキング機能を備えています。
◆LTC3836の特長
・デュアル出力、2フェーズ動作
・低入力電圧:2.75V~4.5V
・0.6Vの低出力電圧
・95%デューティサイクル
・パルススキップ動作により、軽負荷で高効率を達成
・電流モード制御
・250kHz~750kHzで調整可能な固定周波数動作
・最大850kHzまで同期可能
フォトキャプション:デュアル出力、低入力電圧、2フェーズ、No RSENSE同期整流式コントローラ
Copyright:2006 Linear Technology
以 上
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