ホンダ、新開発HF120ターボファンエンジンを新型ビジネスジェット機に搭載
GE Honda製ジェットエンジンの搭載機種を発表
本リリースは、米国東部夏時間2006年10月16日午前9時(日本時間同日午後10時)、10月17日午前10時30分(日本時間同日午後11時30分)に発表された内容をまとめてご案内するものです。
<ご参考>
GE Honda エアロ・エンジンズは、米国フロリダ州オーランドで開催されているナショナル ビジネス アビエーション アソシエーション(NBAA)※2006にて新開発のHF120ターボファンエンジンを、スペクトラム・エアロノーティカル製の新型ビジネスジェット機“Freedom”と、ホンダ エアクラフト カンパニー製の量産型“HondaJet”に搭載することで、両機体メーカーと合意した、と発表した。
GE Honda エアロ・エンジンズは、2004年にゼネラル・エレクトリック・カンパニー(GE)とHondaが合弁会社として設立以来、部品テストを重ねながらHF120エンジンを新規開発し、2007年初めに第一号基のテストを予定している。今回搭載が決まった“Freedom”と“HondaJet”は、ともに2010年の販売開始予定であり、2009年中にHF120の型式認定の取得を目指している。
HF120の前身であるHF118は、Hondaが独自開発し、これまで地上や上空で4,000時間に及ぶテストを行っている。後継であるHF120の最大推力は2,050ポンドに向上した。
「この二社の機体に、われわれのHF120を搭載出来ることは本当にエキサイティングだ。」と、GE Hondaエアロ・エンジンズのゲーリー・レナード社長は語った。
小型で価格を抑えたビジネスジェットの台頭により、信頼性と耐久性の高いジェットエンジンの需要は大きく伸びると予想される。HF120の高い耐久性は、エアタクシーなど、稼働率が高い機体への搭載に理想的であり、軽量で効率的なデザインによって、お客様が求める飛行距離や快適性に対応している。
GE Honda エアロ・エンジンズは、HF120エンジンの推力クラスで、年間400機以上の市場があると見込んでいる。
※NBAA(ナショナル ビジネス アビエーション アソシエーション)2006は、全米ビジネス航空協会が主催する、世界最大のビジネス航空機に関する大会(航空機の展示や各種ミーティング等)。
GE Honda エアロ・エンジンズのWebサイト(英語):http://www.gehonda.com/