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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.29.Fri
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2007'04.13.Fri

インフォコムとテクノスルガ、バイオサイエンス事業で共同開発契約を締結

インフォコムとテクノスルガ、バイオサイエンス事業での共同開発契約を締結
及び有限責任事業組合(LLP)設立のお知らせ


 インフォコム株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長 吉野 隆、以下インフォコム)と株式会社テクノスルガ(静岡県静岡市 代表取締役社長 鈴木 敏夫、以下テクノスルガ)は、バイオサイエンス分野の中で今後の市場拡大が期待される「健康関連市場」において、新規サービスの提供を視野においた研究推進を目的とする共同開発契約を締結しました。

 また、共同研究を迅速に推進するため、共同研究開発を目的とした有限責任事業組合※(LLP)を両社で設立し、インフォコムは設立時出資額の58.8%を引受けるとともに、同有限責任事業組合に職務執行者1名を派遣する事としました。


                           記


【 共同開発契約締結の目的、内容等 】

 今回の共同開発契約は、バイオサイエンス分野の中で今後の市場拡大が期待される「健康関連市場」に着目し、インフォコムが持つ腸内細菌プロファイリング解析ソフトウェア技術と、テクノスルガが持つT-RFLP※を用いたデータ解析技術を組み合わせる事により、腸内細菌プロファイル※と、疾病・生活習慣の関連性を明らかにし、特定の疾病へのなり易さを判定するシステムの構築等を進める事が目的であります。


【 有限責任事業組合の設立について 】

 事業化に向けた迅速な研究開発を推進するためには、インフォコムとテクノスルガの2 社以外にも、インフォコムの微生物群集解析ソフトウェア開発に共同で取り組んだ独立行政法人 理化学研究所等の大学研究機関、公的研究所、食品メーカー研究所等との共同研究が不可欠となります。
 各研究機関との共同研究契約の一元化による円滑な共同研究活動の推進、また、内部自治の柔軟性、意思決定の迅速性、成果物配分の簡便性及び構成員課税等の制度を活用する事が両社にとって適切である事から、共同研究の推進機関として有限責任事業組合の設立を決定しました。


【 今回設立する有限責任事業組合の概要(設立日時点:予定)】

(1)名 称  フローラインフォマティクス有限責任事業組合(FLORAINFOMATICS LLP)

(2)設立日  平成18年10月20日(予定)

(3)所在地  東京都千代田区神田駿河台3 丁目11 番地

(4)組合員  インフォコム株式会社
         株式会社テクノスルガ

(5)出資金  34百万円

(6)出資比率 インフォコム株式会社 58.8%(20百万円)
          株式会社テクノスルガ 41.2%(14百万円)

(7)主な事業の内容 腸内等の細菌プロファイリングに関する解析についての研究、及びデータベース、判定システムの開発

(8)存続期間  本組合設立より2年間を予定

(9)職務執行者 組合員より各1名を派遣


【 株式会社テクノスルガについて 】

1.社 名     株式会社テクノスルガ

2.本店所在地 静岡県静岡市清水区長崎330番地

3.代表者    代表取締役社長 鈴木 敏夫

4.設 立     平成8年8月

5.資本金    462百万円

6.事業内容  ・微生物同定試験受託
          ・環境分析
          ・子会社による海洋測器、気象測器、海中機器及び河川・海洋調査事業
          ※日本海洋株式会社、株式会社カイジョーソニック、沿岸海洋調査株式会社


【 職務執行者の派遣について 】
 インフォコムより職務執行者1名を派遣します。

 氏 名:濱崎 洋一郎
 担当職務/使用人業務:フロンティア事業本部 バイオサイエンス部長
                 兼 フローラインフォマティクス 有限責任事業組合 職務執行者

 (新)担当職務/使用人業務(現):フロンティア事業本部 バイオサイエンス部長


【 有限責任事業組合設立によるインフォコムグルームの業績予想 】
 当該有限責任事業組合設立に伴うインフォコムグループの平成19年3月期通期連結業績予想(平成18年4月28日公表)の修正はありません。


【 インフォコムグルーム、テクノスルガのバイオサイエンス分野における事業領域 】
 テクノスルガは、「微生物同定試験受託」及び「環境分析」を事業とする企業で、特に「微生物同定受託」については世界でも極めて数少ない専門会社で、微生物菌株保存機関※である英国NCIMB 研究所※の基礎技術とテクノスルガの独自技術とを融合し、細菌・放線菌・カビ・酵母を問わずあらゆる微生物サンプルの多角的な試験を可能とするノウハウを持つ企業です。
 インフォコムグループは、従来からバイオサイエンス分野において海外のパッケージソフトウェアの販売権を取得し、日本国内における販売を進め、また、大学、研究機関等との共同開発による各種解析ソフトウェアの開発/販売を進めています。さらには、バイオサイエンス領域において蓄積してきたデータ解析ノウハウを用いた、パスウェイ解析等のデータ解析受託サービスを提供しています。


【 用語解説 】

■英国NCIMB 研究所
 英国菌株総合グループUKNCC 内の1 つ、National Collections of Industrial(工業), Food(食品)and Marine(海洋)Bacteria(細菌)を主体として菌株保存・分譲を行っている英国スコットランドの研究機関。

■微生物菌株保存機関
 微生物株を系統的に収集,保存し,公的及び私的機関の要望に応じて菌株の分与と情報の提供を行う機関。

■有限責任事業組合
 平成17年8月に施行された「有限責任事業組合契約に関する法律(LLP法)」により成立した民法上の組合。LLPとはLimited Liability Partnershipの略で、出資者である組合員が、出資額の範囲でしか責任を負わない形態の組合。
 内部自治の原則、出資者の有限責任、構成員課税(パススルー課税)、共同事業性の要件という特長がある。

■T-RFLP
 末端制限酵素切断断片長多型(Terminal Restriction Fragment Length Polymorphism)の略語で、DNA塩基配列の違いを、制限酵素処理によって生じる断片の長さの違いに基づいて検出する方法。制限酵素は、2本鎖DNAの特定の塩基配列を認識し、特定の位置で切断する。そこに、たとえ一つの塩基でも違っていたり変異していたりすれば、同じ制限酵素で切断されなくなり、異なった長さの末端DNA断片が生じる事を利用した解析方法。

■腸内細菌プロファイル
 ヒトや動物の腸の内部に生息している細菌の概略。


以 上

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