IIJ、「IIJセキュアMXサービス」にオンラインストレージ連携機能を追加
IIJ、「IIJセキュアMXサービス」にオンラインストレージ連携機能を追加
- メールの誤送信による添付ファイルの情報漏えいリスクを防止し、安全なファイル交換を実現 -
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 幸一、コード番号:3774 東証マザーズ)は、迷惑メール対策やメール保管(アーカイブ)などのメールセキュリティ機能をASPサービスとして提供する「IIJセキュアMXサービス」に、新たに「オンラインストレージ連携機能」を追加し、2006年11月1日より提供開始いたします。
今回の新機能では、セキュアに管理されたオンラインストレージを活用して、メールの添付ファイルをのぞき見や改ざんから守るメールセキュリティ機能を提供します。また、メールにファイルを添付するだけでオンラインストレージにアップロードできる利便性も実現しています。なお、本機能はIIJが提供する企業向けオンラインストレージサービス「IIJドキュメントエクスチェンジサービス」と連携することにより実現されています。
オンラインストレージ連携機能では、「IIJセキュアMXサービス」を通過する送受信メールにファイルが添付されていた場合に、その添付ファイルを自動的にメールから取り除いてオンラインストレージ上のディスクに取り込み、同時にワンタイムURLを発行します。メール本文には、添付ファイルの代わりにURLが挿入されて配信され、メール受信者はURLをクリックすることでファイルをダウンロードすることができます。ダウンロード用URLへのアクセス認証・制御や暗号化により、お客様は、より安全にメールでのファイル交換を行うことが可能になります。また、大容量ファイルをメール添付でやり取りする場合にも、メールサーバの負荷を抑え、メールボックスの容量を劇的に削減します。
■主な特長とメリット
・誤送信による情報漏えいのリスクを防止
万一、間違った宛先にメール送信してしまった場合でも、添付ファイルが届かないため安心です。ワンタイムURLにアクセス認証を設定しておくことにより、ファイルの情報が漏れることはありません。
・暗号化により、安全なファイル交換を実現
ユーザ毎のアクセス制御に加え、SSLによる暗号化通信により、安全なファイル交換を可能にします。また、ファイルの送受信履歴を保管、参照することもできます。
・従来のメールのワークフローを変更することなく利用可能
利用者は、ファイルのアップロードなど面倒な操作を意識することなく、従来通りメールにファイルを添付して送信するだけで自動的にオンラインストレージを利用できます。
・添付ファイルによるメールサーバの負荷を低減
従来はメールに添付できなかった大容量データを送信したり、メーリングリスト宛てに添付ファイルを送信しても、メールサーバに負荷をかけることなく安定したメールシステムの運用を可能にします。
■オプション料金
オプションでオンラインストレージ連携機能を利用いただくための料金は無料です。
※但し、別途、IIJドキュメントエクスチェンジサービスの契約が必要となります。
■機能概要
添付可能なファイルサイズ:1通あたり最大100MB
URLの有効期限:ファイルがアップロードされてから7日間
認証機能:以下の3種類より選択可能
・メール送信時に指定するワンタイムパスワードで認証
・ドキュメントエクスチェンジサービスの利用アカウントで認証
・認証なし
ファイルアップロードの条件設定:
・To、Fromによる設定 (特定の相手とのファイル交換のみアップロード)
・サイズによる設定 (例:5KB以下は添付ファイルのまま配信する、等)
・拡張子による設定 (例:zipファイルのみアップロードする、等)
■オンラインストレージ連携のイメージ(*添付資料参照)
IIJでは、「IIJセキュアMXサービス」の提供を通じて、お客様にとってより快適で安全なメール環境を提供し、今後も機能の充実を図ってまいります。