三菱商事など、多店舗展開商業者向け施設建設や運用業務を支援
三菱商事、オートデスク、ジオプランによる多店舗展開商業事業者向け施設建設、運用業務支援に関するお知らせ
~ 国内店舗開発での採用第一号としてローソンに導入 ~
三菱商事株式会社、オートデスク株式会社、株式会社ジオプランの3社は共同で、オートデスクの次世代3次元CAD(Computer Aided Design) ソフトウェア(商品名 Autodesk(R) Revit(R) Building 以下「Revit」)をベースとした施設建設、運用のための業務支援ソリューションを、多店舗展開を行う商業施設(以下「リテール」)向けに提供することに合意し、採用第一号として三菱商事が筆頭株主であるローソンの店舗開発に実験的に導入致しました。
三菱商事は、リテール分野の顧客開拓・コーディネート、オートデスクはソフトウェアの提供・技術支援、ジオプランはコンサルティング、導入支援をそれぞれ担当致します。
Revitは、ビルやその他の施設建設において、開発構想図から実施設計、さらにメンテナンスまでの一連の作業を3次元データと連携して行うことを可能にする次世代業界標準と期待されるCADです。米国ではニューヨークの世界貿易センタービル跡地に建設が予定されているフリーダム・タワーのプロジェクトでの採用など普及期を迎えており、日本国内でも大手建設会社を中心に採用が進んでおります。
一方で、施設建設、運用のための建設ソリューションは、国内市場においてもリテール分野で注目されています。この度、3社によるソリューション採用の第一号としてローソンの和歌山有田川小島店での設計・開発に採用されました。ローソンでは、比較検討の結果、従来の手法と比べ、出店意思決定の迅速化、設計効率の向上等のメリットが出ることを確認できました。
ローソン等リテール各社は、今後消費者の嗜好の多様化や少子高齢化といった社会環境を反映する店舗構築が必要で、従来の短期、大量出店を維持しながら、個性的で魅力的な店舗作りを目指すことが生き残りの条件となりつつあります。そのため、建設コスト削減を含めた効率的な店舗の開発、設計、店舗運営管理、メンテナンスが今後の競争力の鍵となると考えられます。
プロジェクトをコーディネートする三菱商事をはじめとする3社は、今後ローソンでの実績を踏まえ、店舗の開発、設計、店舗運営管理、メンテナンスなどをリテール各社へ共通して適用できるIT プラットフォームの整備と業務アウトソースサービスの提供を目指していきます。
会社概要(*添付資料参照)