大阪ガス、高圧ガス輸送幹線「近畿幹線滋賀ライン」を開通
滋賀地区への長期供給安定を図るための高圧ガス輸送幹線「近畿幹線滋賀ライン」が開通しました
大阪ガス株式会社(社長:芝野博文)は、滋賀地区への長期的な安定供給を図るためのパイプラインとして、平成15年7月から高圧ガス輸送幹線「近畿幹線滋賀ライン」を建設してまいりましたが、このたび工事が完了し、本日、開通しました。
近畿幹線滋賀ラインは、近畿幹線京滋ライン・草津ステーション※(草津市)から滋賀東地区・多賀ステーション(多賀町)までの延長約46kmの高圧ガス輸送幹線です。従来、滋賀東地区(彦根市、長浜市)へは、大阪ガス泉北製造所第一工場(堺市)からローリー車でLNG(液化天然ガス)を輸送し、彦根市の製造設備で気化し、供給してまいりましたが、高圧輸送幹線の完成により、一層の安定供給が可能となります。今後、近畿幹線滋賀ラインと、現在建設中の高圧幹線「三重・滋賀ライン」(平成22年完成予定)を連結することで、供給安定性および供給能力のさらなる向上を図る予定です。
※ステーション:ガスの圧力調整および供給遮断を行うための設備を設置している施設。
当社は今後も、計画的に導管網を整備し、お客さまへの一層の安定供給を目指してまいります。
(1)近畿幹線滋賀ライン概要
・起 点 : 滋賀県草津市(草津ステーション)
・終 点 : 滋賀県犬上郡多賀町(多賀ステーション)
・ル ー ト : 主に国道1号、国道8号(シールド工法にて敷設)
・管 種 : 鋼管(API 5L X65)
・管径・管厚 : 600mm・15.1mm
・圧 力 : 設計圧力7MPa(当初運用圧力4MPa)
・延 長 : 約46km
・工 期 : 平成15年7月~平成18年10月
(2)近畿幹線滋賀ライン経路図
(※ 関連資料を参照してください。)
以上