ANA、「インターコンチネンタル ホテルズ グループ」とホテル事業で提携
ANAはホテル運営事業について、世界的なホテルグループと提携
ANA(本社:東京都港区、代表取締役社長:山元峯生)と、世界最大(部屋数において、約54万室)のホテルチェーンであるインターコンチネンタル ホテルズ グループ(本社:英国バークシャー、最高経営責任者アンドリュー・コスレット、以下IHGという)は、本日10月23日(月)に、ホテル運営会社であるANAホテルズ&リゾーツについて、資本提携を行い、新会社「IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社(LLC)」を発足することで合意致しました。
ANAとIHGは、両者とも、中国戦略など、積極的な成長戦略を持っている点や、洗練されたサービス・ブランドを目指す点で共通していることから、お互いを選択致しました。これらの共通点により、戦略的パートナーシップを長期にわたって成功させることが可能だと認識しております。ANAおよびIHGは、資本提携により、株式会社ANAホテルズ&リゾーツを合同会社(LLC)に転換し、日本で最大規模の国際的ホテル運営会社として、本年12月1日(金)より営業を開始致します。
2007年4月に東京全日空ホテルをANAインターコンチネンタルホテル東京にリブランディングすることをスタートに、新会社が運営する31の国内ホテルのうち13のANAホテル(部屋数4,943室)において、ANAインターコンチネンタル、ANAクラウンプラザ、ANAホリデイ・イン等として、約1年半をかけて順次リブランディングを実施するとともに、残りの18の加盟ホテル(部屋数4,127室)についても、合同ブランドのメリットを提案してまいります。また、現在日本にあるIHG傘下の11のホテルを加えれば、42(1万2,000室超)のホテルチェーンとなります。
ANAのホテル運営事業は、ANAの航空輸送と目的地の滞在先というシナジー効果の観点から、今後ともANAグループにとって重要な位置づけにあり、IHGとの提携により、今後新会社の価値をさらに向上させ、その収益基盤を磐石なものにしていく考えです。具体的には、IHGの保有する世界的なネットワーク(販売網)、マルチブランドの活用、世界に誇れるサービス、予約システム、従業員教育等の経営インフラを導入するとともに、ANAホテルズが30数年にわたるホテル運営により培ったノウハウと融合させ、合同ブランドにより、お客様に選ばれるホテルブランドを目指してまいります。
また、ANAホテルズ&リゾーツが運営するポイントプログラム「ANAホテルメンバーズ」(会員約50万人)は、全世界で2,800万人の会員を有するIHGの「プライオリティークラブリワーズ」に制度を移行してまいります。加えて、2006年11月1日よりANAマイレージクラブとIHGの提携開始に伴い、全世界のIHGホテルグループに宿泊するとANAマイレージクラブのマイルを積算できるサービスや、IHGの「プライオリティークラブリワーズ」のポイントをANAのマイレージに交換できるサービスも開始致します。
今後、成長する日本のホテル市場において、ANAおよびIHGの合同ブランドによるホテルは、皆様のご期待にお応えできるものと確信しております。
以上
別紙:
別添資料
http://www.ana.co.jp/pr/06-1012/pdf/06-ana-ihg1023-1.pdf