三井物産、フランスLNG受入基地の使用権を取得
フランスLNG受入基地使用権取得のこと
当社100%子会社である英国三井物産は、フランス準国有電力会社EDF社(Electricite de France)の100%子会社である英国法人EDFT社(EDF Trading Limited)との間で、フランスガス社(Gaz de France)が所有するMontoir LNG受入基地を2007年一年間、共同で使用することに合意し、10月19日、契約書に調印致しました。
EDFT社は、既にフランスガス社から年間約70万トンのLNGをMontoir LNG受入基地に投入する権利を取得しており、今回英国三井物産が共同で当基地を利用する権利を取得しました。英国三井物産とEDFT社は、共同でLNGの調達・欧州域内でのガス販売を行い、需給状況によっては、当受入基地向けLNGを極東市場に販売することも可能となります。両社は2008年以降の契約延長・数量増量も視野に入れ、受入基地の最適運用を図ります。
2005年の欧州における年間LNG輸入量は約3,500万トン、フランスの年間輸入量は約900万トンであり、本契約による使用権分の70万トンは、フランス年間輸入量の約8%に相当します。LNG市場の世界的な拡大に伴い、当社は極東のみならず欧州・米州でのLNG販売力の強化、柔軟性の高いLNGチェーンのグローバル展開を目指しております。本契約を足掛かりに、当社のLNG需給調整機能を更に充実させ、エネルギーの安定供給に貢献します。
ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。