日立ハイテク、HD対応のデジタルオフィスソリューションを提供
ビデオ会議のコンセプトを一新したコミュニケーション環境を提供
国内拠点にデモルームを新設、高画質で使いやすい最先端ソリューション
株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:林 將章/以下、日立ハイテク)は、高画質なHD(ハイ・ディフィニション)(*)対応のビデオ会議システムを中核としたデジタルオフィスソリューション(*)を構築し、企業や教育、医療機関など広範な分野向けに提供を開始しました。
ビデオ(テレビ)会議は、会議をするための移動時間や費用を削減し、遠方の相手ともフェース・トゥー・フェースにより、より情報量が多く、密度の高いコミュニケーションを実現しますが、一方で接続性、画質・音質(画像ボケ・ノイズ等)、データ共有が困難、複雑な操作が必要など多くの課題も抱えています。
当社は、2005年10月に販売代理店契約を結んだ米国ライフサイズコミュニケーションズ社(LifeSize Communications Inc. /以下、ライフサイズ)製のHD対応ビデオ会議システムを中心に、高画質で、操作性が高く、ストリーミング放送なども可能な最先端のデジタルオフィスソリューションを構築しました。ライフサイズのビデオ会議システムは、1メガビット(Mbps)でHD高画質を実現し、従来システムの約10倍となる高解像度(1280×720ピクセル)により、ホワイトボードの文字も鮮明に映し出すことができます。また、PCデータをHD画質そのままで表示できるため、従来は難しかったデータ共有が容易に行えます。標準で4拠点多地点接続を備え、関連するすべての機器の操作が今回新たに開発したCrestronタッチパネルで一元的に行えるため、簡単かつ効果的にビデオ会議の運用ができます。
さらに、同じく販売代理店契約を結ぶ英国コーディアン社(Codian Ltd.)製の高性能多地点接続装置(MCU)を活用することで、広帯域対応や画面分割・異速度通信を可能とし、最大40ヵ所での接続ができます。(将来拡張可能)
当社は最先端ビデオ会議システムをベースに、会議室の設計からHDモニターの調達、各種アプリケーション開発、海外拠点も含めたシステムの構築、ネットワーク機器のインテグレーションなど、プランニングからご提案、設置、保守までビデオ会議を最適に行うためのトータルソリューションを提供します。また、2006年9月に本社および国内の全支店内(計17拠点)にビデオ会議システムのデモルームを設置し、積極的な営業活動を展開しています。
日立ハイテクは、1999年からテレビ会議システムなどのビジュアルコミュニケーションシステム(ビデオ会議システム)の販売を開始し、現在まで国内大手企業を中心に約300の多地点会議ユーザーにシステムの構築、提供を行っており、製品のみならず、コンサル、保守を一本化して請け負うワンストップソリューションを業界で唯一実現しています。これまでの豊富な販売実績と開発力を活用することで、業界最先端のHDビデオ会議システムを中核としたデジタルオフィスソリューションの提供を強力に推進し、今年度300ユーザーへの販売を目指しています。
(*)HD(ハイ・ディフィニション): ハイビジョン並みの高解像度を実現する規格
(*)デジタルオフィスソリューション:最先端の映像システム、情報システムと最先端のネットワーク技術を融合したコミュニケーション環境の提供
【日立ハイテクの提供する新しいコミュニケーション環境の特長】
1.会議室デザイン、ネットワーク構築、音響効果を含めたコミュニケーション環境の一括請負コンサル
2.上記関連製品(HDビデオ会議、HDモニター、多地点接続装置他)の販売・開発・サポート
3.自社開発の運用ソフトウェア(会議開催・予約、操作など)
URL: http://www.hitachi-hitec-vc.com/
■製品に関するお問い合わせ先
ITソリューション営業本部 ネットソリューション部
TEL:03-3504-5243