日本オラクル、ITの課題を速やかに解決する「Oracle GRID Center」を開設
日本オラクル、
グリッド戦略パートナー14社と協業し、先鋭の技術を集結した「Oracle GRID Center」を発表
~グリッド戦略パートナー14社との連携により日本発の次世代ビジネス・ソリューションをグローバルに展開~
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明、以下 日本オラクル)は本日、グリッド戦略パートナー14社と協業体制を確立し、企業のシステム基盤の最適化を実現する次世代のビジネス・ソリューションを構築するため、先鋭の技術を集結した「Oracle GRID Center(オラクル・グリッド・センター)」の開設を発表します。
現在の情報システムは、顧客・ユーザー部門ごと、あるいは業務アプリケーションの用途ごとに導入が進んだ結果、多種多様なシステム構成が乱立し、システム全体の運用管理コストの増大が顧客にとっての重大なIT課題になっています。また、ビジネスの変化や法規制などに迅速に対応する柔軟なITシステムの確立や、戦略投資へのリソース不足も重大な課題となっています。日本オラクルは、システム導入期間の短縮、システム開発コストや運用管理コストの大幅な削減により、顧客が抱える様々なITの課題を速やかに解決するために「Oracle GRID Center」を開設しました。
最先端のグリッド環境を備える「Oracle GRID Center」では、オラクルのグリッド技術とグリッド戦略パートナー各社のソリューションを組み合わせた共同検証を行います。これにより、事前検証済みの最適構成および最適構成における運用・構築手法のベスト・プラクティスが作成できるため、日本オラクルおよび各パートナーは、日本発の次世代ビジネス・ソリューションとして、日本だけではなくグローバルに展開することができます。
また、「Oracle GRID Center」は、オラクル・コーポレーションの開発部門による技術支援を受け、先進的な技術検証を実施します。検証した成果や最適構成を日本および海外市場に展開していくために、グリッド戦略パートナー各社と共同でマーケティング・販促活動を実施していきます。
・「Oracle GRID Center」の目的と活動内容について
目的:技術的な実証による最適構成を構築し、顧客に最適なシステム基盤を提供
活動内容:
1.オラクルのグリッド技術と各社ソリューションの技術検証に基づいた最適構成の確立
2.オラクル・コーポレーションとの密接な技術連携による迅速かつ的確な技術継承
3.グリッド戦略パートナー各社との共同マーケティング・販促活動の実施
4.システム基盤の構築および運用のできる高度な技術者の育成
・グリッド戦略パートナー(五十音順):
株式会社アシスト
EMCジャパン株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
インテル株式会社
サン・マイクロシステムズ株式会社
シスコシステムズ株式会社
新日鉄ソリューションズ株式会社
デル株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社
日本電気株式会社
日本ネットワーク・アプライアンス株式会社
日本ヒューレット・パッカード株式会社
株式会社日立製作所
富士通株式会社
・「Oracle GRID Center」協賛ハードウェア一覧:
※添付資料を参照
●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数1,530 名(2006年5月現在)。
*上記の事項は、情報提供を唯一の目的とするものであり、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料とはなりえません。オラクルの製品開発計画および今後の製品リリースの内容や時期は、さまざまな要因によって大幅に変化する可能性があります。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの裁量により決定されます。ここに記載された情報は、オラクルもしくはその子会社または関連会社との契約に何らかの影響をも与えるものではありません。オラクルは、ここに記載された情報に関して一切の義務を負わないことをここに明示します。
*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。 その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。
【参考資料】
◆「Oracle GRID Center」開設に関する各社の取り組み(五十音順)
株式会社アシストはこのたびの日本オラクル株式会社様の「Oracle GRID Center」開設を心より歓迎いたします。弊社では「Oracle Database 10g」のRelease 1、Release 2と日本オラクル様と共同で検証を行い、特に「Oracle Real Application Clusters 10g」を積極的に販売して参りました。オラクル社が提唱するグリッドコンピューティングは、効率的な運用と複雑化の排除による省力化やコスト削減、そして全体最適を実現し、お客様に最適なシステム基盤をご提案できるものと確信しております。そのために弊社は「Oracle GRID Center」において「Oracle Real Application Clusters 10g」の複数ノードでの実用性を実証するなど、日本オラクル株式会社様と密接な共同技術検証を積極的に進め、お客様にGRIDというアーキテクチャによるさまざまな業務アプリケーションへの柔軟な対応や資源の有効活用方法などを提案して参ります。
株式会社アシスト 取締役 小林 太一
EMCジャパン株式会社は、「Oracle GRID Center」の開設を歓迎します。EMCは、同センター開設に伴い、ミッドレンジ向けネットワーク・ストレージ「EMC CLARiX」を、検証用共有ストレージとして提供しています。マルチベンダー環境に対応し、インターオペラビリティを実現するEMCのストレージは「Oracle Database 10g」を中心としたグリッドコンピューティング環境でのシステム運用・管理を自動化し最適化する様々なソリューションを提供してまいりました。
「Oracle GRID Center」においてグリッド環境を中心とする技術共有と最適構成を実証・確立することにより、情報マネージメントに関する顧客が抱える様々な課題を具体的に解決していけるものと期待しております。
EMCジャパン株式会社 代表取締役社長 ナイハイゼル・エドワード
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下CTC)は、「Oracle GRID Center」の開設を心より歓迎いたします。ビジネス環境の変化に迅速に対応するITサービスを提供するためには、システムの統合化、標準化を実現することが重要です。 CTCでは、現在オラクルのグリッド技術を利用した、ミドルウェアの統合基盤テンプレート「Mw Pool(ミドルウェア・プール)」をお客様に提供しております。今後も「Oracle Grid」を具現化するためのソリューションの開発に向け、日本オラクルとの取り組みを強化してまいります。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 取締役 兼 常務執行役員 後藤 健
インテル株式会社は、この度、日本オラクル株式会社が、「Oracle GRID Center」を発表されたことを歓迎いたします。インテルは、デュアルコア インテル Itanium 2 プロセッサーおよびデュアルコア インテル Xeon プロセッサーの市場投入により、企業の情報システム基盤に求められる優れたシステム性能と省電力性、仮想化技術がもたらす柔軟性、そして高い信頼性を提供しております。また、インテルとオラクルは、これらのテクノロジーをオラクル製品においても活用できるようにするために、技術協力を長年にわたり継続してまいりました。「Oracle GRID Center」の推進を通して、IAプラットフォームを標準としたグリッド・ソリューションが、日本のみならずグローバルに展開し、企業のIT戦略をますます強力に支援していくものと期待しております。インテルは今後も、日本オラクルと密接に協力し、顧客企業に価値ある情報システム基盤を提供してまいります。
インテル株式会社 事業開発本部 本部長 宗像 義恵
サン・マイクロシステムズ株式会社は、日本オラクル様の「Oracle GRID Center」開設に賛同致します。サンは、他社に先駆けエンタープライスコンピューティングのグリッド化に着手し、オラクル様とは、キャンパスクラスターRACや128ノードRACシステムの稼働検証・デモの実施を行う等々、主にデータベース分野において、オラクル環境のグリッド化に関する協業を行ってきました。この度の「Oracle GRID Center」設立に際しては、お客様に大きなビジネスメリットを提供すべく、グリッド・コンピューティングに最適なサンのソリューションのご提供・共同検証を実施して参ります。UltraSPARC IV+を搭載するハイエンドサーバ群や最新のマルチコアチップである UltraSPARC T1を搭載するサーバ製品、AMD Opteronを搭載するx64サーバ製品群と、最新のオラクル製品群とを組み合わせたベスト・プラクティスを「Oracle GRID Center」で活用・検証いただける予定です。オラクル様が推進するグリッド・コンピューティングの価値を最大化するサン製品群とオラクル様のグリッド・テクノロジーがあらゆる分野のお客様のシステム環境をさらに進化させることを確信しています。
サン・マイクロシステムズ株式会社 執行役員 マーケティング統括本部長 杉本 博史
シスコシステムズは、「Oracle GRID Center」の開設を歓迎いたします。ネットワークとストレージ、サーバ全体が一つのシステムとして考えられる、仮想化を進めることにより、TCOの削減や運用の柔軟性・拡張性向上に、大きな効果を生むものと考えています。弊社では、ネットワークのインテリジェンス強化により仮想化の実現を支援していますが、当センターにおける「Oracle Database 10g」を中心とした、グリッド・コンピューティング環境やストレージ仮想化の実現、システム運用・管理の自動化に向けた取り組みが、この流れを加速化することを期待しています。
シスコシステムズ株式会社 執行役員 CTO 大和 敏彦
新日鉄ソリューションズは、堅牢かつ柔軟な次世代のシステム基盤プラットフォームを「Oracle Grid」で構築することを目的とした日本オラクル様の「Oracle GRID Center」開設を歓迎します。当社は、昨年12月に設立したNSグリッド・ユーティリティ検証センターをはじめ、NSSOL Oracle10gソリューションセンター等の各種活動およびお客様システムの構築事例を通じ、「Oracle Grid」に対する豊富な経験とノウハウを蓄積しています。今回のセンターにおける協業を通じ、グリッド環境に関する構築・運用手法のベスト・プラクティスをもって、より充実した各種エンジニアリングサービスをお客様に提供させていただきます。当社は、今後も日本オラクル様とのグリッドを始めとする協調関係をさらに促進し、お客様にとってより一層価値のあるソリューション提案を行っていきます。
新日鉄ソリューションズ株式会社 ITインフラソリューション事業部長 林田 栄一
デルはスケーラブルエンタープライズ戦略に基づいたスケールアウト型のサーバシステムを提案しています。「Oracle Real Application Clusters」を前提にしたオラクルのグリッド戦略とデルのエンタープライズ戦略は高い整合性があります。「Oracle GRID Center」での共同検証により、共通の技術的なコアとなるソリューションを策定することで、今後の両社のビジネスを更に加速し、お客様に最適なソリューションを提供致します。
Dell Inc. コーポレートディレクター デル株式会社 デル・プロフェッショナル・サービス デル・マネージド・サービス技術本部長 諸原 裕二
日本アイ・ビー・エム株式会社は、日本オラクル株式会社様の「Oracle GRID Center」開設を歓迎致します。これにより、お客様がビジネスの変化に迅速に対応するITインフラの効率的な構築が可能になることを期待します。今後、弊社はお客様のITインフラに最適かつ高機能なプラットフォームとして業界最高性能を持つ、IBMのUNIXサーバー「IBM System p」、シェアNo1ブレード「IBM BladeCenter」、オンデマンドな拡張性と高パフォーマンス、高可用性を提供するディスクシステム「IBM System Storage N5000」を提供してまいります。
日本アイ・ビー・エム株式会社 執行役員 システム製品事業担当 渡辺 朱美
日本電気株式会社はオラクル社の新たなグリッド戦略の一環である「Oracle GRID Center」の開設を歓迎いたします。オラクル社とNECでは完成度の高い次世代ITプラットフォームをご提供するため、開発レベルからの戦略的協業STA(Strategic Technology Alliance)を推進しております。さらに、「Oracle GRID Center」においてNECのハードウェアおよびソフトウェアと、安定した統合インフラを実現する「Oracle Grid」を連携させた共同検証や共同プロモーションをおこなうことで、弊社のプラットフォームビジョンである「REAL IT PLATFORM」の具現化に向けた活動を強化し、お客様に「安心」「柔軟」「快適」なシステムをご提供してまいります。
日本電気株式会社 執行役員 岡田 高行
ネットアップは、この度の日本オラクル社の「Oracle GRID Center」の開設を歓迎いたします。両社は、堅牢かつシンプルなシステム基盤をより低いTCOで提供するという共通のビジョンを共有しています。「Oracle Database 10g」が実現するエンタープライズ・グリッドコンピューティングでは、ヘテロジニアスな環境をシームレスに統合し、可用性とコストパフォーマンスに優れた統合ストレージ基盤が求められます。当社では「Oracle GRID Center」での活動を通じて、パートナー企業との協業を軸にノウハウを共有し、「Oracle Database 10g」と融合した、データ管理・データ保護・障害復旧に最適な、実証済みのストレージソリューションの提供に向けた取り組みを強化してまいります。
ネットワーク・アプライアンス社 アジア太平洋・日本地区担当バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャー チャーリー・トレンタコスティ
日本HPは「Oracle GRID Center」の開設を心より歓迎いたします。我々は、「Adaptive Infrastructure (変化適応型IT基盤)戦略」に基づいたシステム事業を推進していますが、従来よりこの戦略の推進のためには、日本オラクルの「グリッド戦略」との連携、融合が非常に重要なものだと考えてきました。
今後「Oracle GRID Center」で開発、検証される「Oracle Grid」の利用技術を弊社の戦略に有効に取り込んでいくことにより、更に実践的、かつ実証された「IT基盤の仮想化、自動化」をお客様に提案できるようになると考えています。
日本ヒューレット・パッカード株式会社 執行役員 マーケティング統括本部長春日 友行
日立製作所は、「Oracle GRID Center」の開設を歓迎します。当社では「Oracle Database 10g」を当社ソリューション事業における主要な基盤製品と位置づけ、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」やディスクアレイサブシステム「SANRISE」、統合システム運用管理「JP1」との様々な検証や技術連携を実施してまいりました。今回開設されます「Oracle GRID Center」での活動を通じて、より一層お客様に安心してご利用頂ける最適なIT基盤ソリューションの創出を目指すとともに、当社サーバ仮想化機能と「Oracle Database 10g」を中心とした、グリッド・コンピューティング環境やシステム運用・管理の自動化に向けた取り組みを強化してまいります。
株式会社日立製作所 執行役専務 情報・通信グループ長&CEO 篠本 学
富士通株式会社は、「Oracle GRID Center」の開設を歓迎します。富士通は、「Oracle Database 10g」と富士通の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」との大規模高信頼システム検証や、富士通のストレージシステム「ETERNUS(エターナス)」との自動ストレージ管理機能の検証などを通して両社の協業を進めてきました。さらに、「Oracle GRID Center」において、「PRIMEQUEST」や富士通のブレードサーバを中核とするIT基盤「TRIOLE BladeServer(トリオーレブレードサーバ)」を中心とする富士通のLinuxプラットフォームと、「Oracle Database 10g」との組み合わせ検証により、両社でベスト・プラクティスを構築し、お客様に高信頼な基幹システムを提供してまいります。
富士通株式会社 経営執行役 サーバシステム事業本部長 山中 明