東邦レオ、樹木を強力に支持する木杭式地下支柱「フィット・スーパーマグ」を発売
木杭を活用した「低コスト」の地下支柱を新開発
-「木杭の手軽さ」と「金属の安定感」を組み合わせた地下支柱を販売へ-
都市緑化分野において、約20年に渡り「樹木地下支柱」の開発・販売を手掛ける東邦レオ(大阪市中央区 社長 橘俊夫 資本金 30,720万円)は、都市の景観性を維持し、偏芯構造によって樹木を強力に支持する木杭式地下支柱「フィット・スーパーマグ」を新たに開発し、11月20日より発売を開始いたします。
強力な「樹木支持力」の秘密 : 偏芯構造
(※参考画像あり)
フィット・スーパーマグ概要
偏芯構造で強度を確保
野山で自然に生えている樹木は、根を四方に張り自らの樹体を支えていますが、街路樹や建物外構などに移植された樹木は、根が伸び活着するまで、転倒防止に支柱材を設置します。特に空間の狭い場所や景観性を重視する場合には、支柱が表に出ない「地下支柱」が活用されています。
これまでの地下支柱は、主に鉄素材が中心でした。しかし最近では、「低コスト」で「支持力の強い地下支柱」の要望が多いことから、造園分野で一般に使用される「木杭」に着目し、独自開発の「偏芯構造」を内蔵した地下支柱の開発を行いました。
木杭を真上に引き抜くと、あっけなく抜けてしまいます。しかし、それを斜め上に引き抜こうとすると、大きな力が必要です。新開発の「フィット・スーパーマグ」は、この力(偏芯力)を活用して、倒れる力に対し (1)根鉢への横圧抵抗力 (2)木杭抵抗力 (3)金属抵抗板による抵抗力 の3つの抵抗力で強力に樹木を支えます。
強度の確保だけでなく、必要な部材を最小限にまとめ安価を実現。施工も簡易で特別な機械も不要です。土中に打込んだ木杭は、やがて腐食して強度を失うため、金属抵抗板によるダブルの支持構造としました。根鉢の肩部に固定部材が集中しているため、樹木の生育による幹の首締め現象が現れにくいことも大きな特長です。
仕様は、樹木の高さに合わせて5種類。販売価格は3~5mの樹高に対応するMG-1で9,800円より(木杭の費用は含まず)。従来の同型の地下支柱に比べ、4割の費用で地下支柱が実現できます(当社比)。目標として、3年後に3億円の販売を目指します。
木杭に間伐材の再利用(合法木材の使用)を推進することで、郷土の環境改善にも貢献したい所存です。